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理由で解く 作業療法士

QO52A048 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問48
問題
小児自閉症患者に勧める活動として最も適切なのはどれか。
選択肢
1 トランポリンで遊ぶ。
2 ままごとで父親役をする。
3 テレビを見ながら宿題をする。
4 野球のキャッチボールをする。
5 苦手な感覚を繰り返し受ける。
解答
正解1(トランポリンで遊ぶ。)
解説

自閉症児には、対人関係や複雑なルールを要さず単独で楽しめ、前庭感覚を得やすいトランポリンが適する。

自閉スペクトラム症の児は、社会的相互作用・コミュニケーションの障害と、こだわり・感覚の偏りを特徴とする。作業活動は、複雑な対人的やりとりや暗黙のルール理解を要さず、本人が見通しを持って安心して楽しめるものが望ましい。トランポリンは1人で完結し、上下運動による前庭・固有感覚の入力が得られて情緒の安定にもつながるため適する。ままごとの役割演技やキャッチボールは相手との相互交渉・社会的やりとりを要し難易度が高い。ながら作業は注意の切り替えが苦手な特性に合わず、苦手な感覚を無理に繰り返すことは苦痛・混乱を招き不適切である。

✓ 1. 正しい
トランポリンで遊ぶ。
単独で楽しめ前庭・固有感覚が得られ情緒安定に資する。最も適切
✗ 2. 誤り
ままごとで父親役をする。
役割演技・想像的な対人的やりとりを要し難しい
✗ 3. 誤り
テレビを見ながら宿題をする。
注意の切り替え・並行処理が苦手な特性に合わない
✗ 4. 誤り
野球のキャッチボールをする。
相手との相互交渉・社会的やりとりを要し難易度が高い
✗ 5. 誤り
苦手な感覚を繰り返し受ける。
感覚過敏に無理に曝すのは苦痛・混乱を招き不適切
ポイント
  • 自閉症=社会的相互作用・コミュニケーション障害+感覚の偏り
  • 単独で見通しを持って楽しめる活動が適する
  • 前庭・固有感覚入力(トランポリン)は情緒安定に有効
  • 苦手な感覚を無理強いしない
比較表
自閉症児への活動選択の視点
活動適否と理由
トランポリン適:単独・感覚入力で安定
ままごと(役割)不適:想像的な対人交渉が必要
ながら宿題不適:注意の並行処理が困難
キャッチボール不適:相互交渉が必要
苦手な感覚の反復不適:苦痛・混乱を招く
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