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理由で解く 作業療法士

QO52A022 基礎作業療法学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問22
問題
研究法の説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 横断研究は症例の経過を追って情報収集する。
2 メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。
3 留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。
4 縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。
5 ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。
解答
正解2(メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。)
解説

メタアナリシスは複数の研究結果を数量的に統合する手法。横断研究は一時点、縦断研究は経時的追跡が本質。

メタアナリシスは、同一のテーマを扱う複数の研究データを統計的(数量的)に統合し、より確からしい効果量を推定する手法で、エビデンスレベルが高い。横断研究は一時点で対象を調査するのに対し、縦断研究は同一対象を経時的に追跡する。選択肢1と4は横断研究と縦断研究の説明が入れ替わっている。留め置き調査法は調査票を対象者に預け後日回収する方法で、その場で回収するのは集合調査法である。ABA型シングルケースデザインは、基礎水準期(A)-介入期(B)-基礎水準期(A)という単一の介入の効果を検証するもので、2種類の介入を比較するものではない。

✗ 1. 誤り
横断研究は症例の経過を追って情報収集する。
経過を追うのは縦断研究
✓ 2. 正しい
メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する。
メタアナリシスは多数の研究を数量的に統合して検討する:定義に合致
✗ 3. 誤り
留め置き調査法は集団で実施した調査票をその場で回収する。
その場回収は集合調査法、留め置きは後日回収
✗ 4. 誤り
縦断研究は年齢の異なる集団を同時期に調査して年齢群を比較する。
これは横断研究の説明
✗ 5. 誤り
ABA型のシングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる。
ABA型シングルケースデザインは2種目の治療介入効果を立証できる:ABAは単一介入の効果検証
ポイント
  • メタアナリシス=複数研究の数量的統合
  • 横断研究=一時点、縦断研究=経時的追跡
  • 留め置き法=後日回収、集合法=その場回収
  • ABAデザイン=単一介入の効果検証
比較表
研究デザインの比較
用語特徴
横断研究一時点で調査、年齢群比較も可能
縦断研究同一対象を経時的に追跡
メタアナリシス複数研究を数量的に統合
留め置き調査調査票を預け後日回収
ABAデザインA(基礎)-B(介入)-A(基礎)で単一介入を検証
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