学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO52A013
理由で解く 作業療法士

図のaは床から横手すりまでの高さ、bは便座前縁から縦手すりまでの水平距離、cは床から縦手すり上端までの高さである。この3つがすべて動作に合うのは選択肢3だけである。
L型手すりは、水平部(横手すり)が便座上の座位保持と立ち上がり初期の押し込みを、垂直部(縦手すり)が立ち上がり後半から立位保持の引き上げ・支持を担う。横手すりは便座面(洋式便器では床から40cm前後)より20〜25cm高い、床から65cm程度に取り付けると、座位でも立ち上がりでも肘を軽く曲げたまま体重をかけられる。40cmでは便座面と同じ高さで低すぎ、80cmでは座位で肩がすくんで押し下げにくい。縦手すりは便座前縁から20〜30cm前方に立てると、前方へ重心を移しながら体を引き寄せる立ち上がりの軌跡に合う。75cmも前方では座位から手が届かず、支持として使えない。縦手すりの上端は、本例が立位保持と下衣着脱で右肩を当てて支えるため、身長160cmの肩の高さを超える150cm程度が必要で、120cmでは低すぎる。以上を満たすのはa:65cm、b:25cm、c:150cmの選択肢3である。
| 部位 | 目安 |
|---|---|
| 横手すりの高さ(便座面から) | 約20〜25cm |
| 便座面の高さ | 約40〜45cm(標準)/座位安定を考慮 |
| 縦手すりの上端(床から) | 約150cm前後 |
| 縦手すりの位置 | 便器前縁よりやや前方 |
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