学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO52A010
理由で解く 作業療法士
後外側アプローチのTHAでは、股関節の過屈曲・内転・内旋が後方脱臼の危険肢位。これを避ける指導を選ぶ。全荷重可なら階段下降は患側(右)から下ろすのが正しい。
人工股関節全置換術(THA)の後外側(後方)アプローチでは後方の関節包・外旋筋群を切離するため、股関節の屈曲+内転+内旋の複合肢位で後方脱臼を起こしやすい。したがってADL指導ではこの危険肢位を避けることが原則である。階段を下りるときは、患側への全荷重が許可されているため、患側(右)を先に下ろし健側で体を支えて続く(下りは患側から)ようにすると、支持脚である健側股関節の深屈曲を避けやすく安全で、これが正しい。他の選択肢はいずれも危険肢位を誘発する。割り座(横座り)は股関節の内旋・内転を強制し、和式・畳の生活や低い椅子・しゃがみ込みは股関節を深く屈曲させ、いずれも後方脱臼のリスクが高いため禁忌または不適である。
| 場面 | 推奨/回避 |
|---|---|
| 座位 | 高い座面の椅子(過屈曲回避) |
| 整容・更衣 | 長柄具使用、しゃがみ込み回避 |
| 座り方 | 割り座・横座り(内旋内転)を避ける |
| 生活様式 | 床生活より椅子・ベッドの洋式 |
| 階段(全荷重可) | 昇りは健側から、下りは患側から |
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