学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO52A009
理由で解く 作業療法士

痙直型で努力・過緊張が高まると、上肢は屈曲共同運動(屈曲パターン)が強まる。肩甲骨挙上・肩内転内旋・肘屈曲・前腕回内・手関節/手指屈曲がその典型。
連合反応は、ある部位で強い努力(力み)をすると他部位に不随意に出現する定型的な姿勢反応で、痙直型脳性麻痺では痙性の分布を反映して現れる。上肢では屈曲共同運動が優位となり、肩甲骨の挙上・後退、肩関節の内転・内旋、肘関節の屈曲、前腕の回内、手関節・手指の屈曲というパターンをとる。本児は長座位で後方転倒を防ごうと全身を力ませているため、上肢にはこの屈曲パターンの一部である『肩甲骨の挙上』が連合反応として出現するのが適切である。肩関節外転・肘伸展・前腕回外・手関節背屈はいずれも伸展/回外方向であり、屈曲優位の痙性上肢の連合反応とは逆方向で不適切である。
| 部位 | 連合反応での方向 |
|---|---|
| 肩甲骨 | 挙上・後退 |
| 肩関節 | 内転・内旋 |
| 肘関節 | 屈曲 |
| 前腕 | 回内 |
| 手関節・手指 | 屈曲 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。