学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ R. 意識障害 / Q0711

理由で解く 臨床医学総論

Q0711 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第29回(2021) 問題40
問題
次の文で示す意識障害はどれか。「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう。」
選択肢
1 昏 睡
2 半昏睡
3 昏 迷
4 傾 眠
解答
正解4(傾 眠)
解説
✗ 1. 誤り
昏 睡
昏睡は外部からのいかなる刺激にも反応しない最重度の意識障害であり、呼びかけで覚醒しない。
✗ 2. 誤り
半昏睡
半昏睡は痛み刺激など強い刺激でわずかに反応する状態であり、声かけでは覚醒しない。
✗ 3. 誤り
昏 迷
昏迷は皮膚をつねるなどの強い刺激にのみ少し反応する状態であり、呼びかけでは開眼しない。
✓ 4. 正解
傾 眠
✓ 正しい。 「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう」という状態は傾眠に該当する。教科書では傾眠は「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激には反応し、質問にも答えられる状態」と記載されている。昏睡はいかなる刺激にも反応せず、半昏睡は強い刺激でわずかに反応、昏迷は強い刺激にのみ少し反応する状態である。
ポイント
  • 傾眠:呼びかけで覚醒するがすぐまた眠り込む。昏迷:強い痛み刺激で少し反応。
  • 「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう」という状態は傾眠に該当する。
  • 教科書では傾眠は「うとうと眠っているようにみえるが、比較的軽い刺激には反応し、質問にも答えられる状態」と記載されている。
  • 重要用語: またすぐに眠ってしまう を正確に理解しておくこと。
比較表
段階 スコア 状態
I. 覚醒している 1 意識清明とはいえない
2 見当識障害がある
3 自分の名前・生年月日が言えない
II. 刺激で覚醒 10 普通の呼びかけで開眼
20 大声や体揺さぶりで開眼
30 痛み刺激+呼びかけでかろうじて開眼
III. 覚醒しない 100 痛み刺激で払いのける
200 痛み刺激で手足を動かす・顔をしかめる
300 痛み刺激に反応しない
解説画像
鍼灸 第29回(2021) 問題40|次の文で示す意識障害はどれか。「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう。」 解説図
鍼灸 第29回(2021) 問題40|次の文で示す意識障害はどれか。「大声で呼びかけると目が覚めるが、またすぐに眠ってしまう。」
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