学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0691

理由で解く 臨床医学総論

Q0691 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第24回(2016) 問題45
問題
多能性幹細胞の障害によるのはどれか。
選択肢
1 鉄欠乏性貧血
2 溶血性貧血
3 腎性貧血
4 再生不良性貧血
解答
正解4(再生不良性貧血)
解説
✗ 1. 誤り
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は体内の鉄不足によるヘモグロビン合成障害であり、幹細胞の障害ではない。
✗ 2. 誤り
溶血性貧血
溶血性貧血は成熟赤血球の末梢での破壊亢進であり、幹細胞障害ではない。
✗ 3. 誤り
腎性貧血
腎性貧血は腎臓からのエリスロポエチン産生低下により赤血球産生が減少するもので、幹細胞自体の障害ではない。
✓ 4. 正解
再生不良性貧血
✓ 正しい。 再生不良性貧血は骨髄の多能性幹細胞の障害により造血機能全体が低下し、赤血球・白血球・血小板のすべてが減少する汎血球減少を呈する。鉄欠乏性貧血は鉄代謝の異常、溶血性貧血は赤血球の末梢での破壊亢進、腎性貧血はエリスロポエチン不足であり、いずれも多能性幹細胞自体の障害ではない。
ポイント
  • 再生不良性貧血は多能性造血幹細胞の障害→汎血球減少(赤血球・白血球・血小板すべて減少)。
  • 再生不良性貧血は骨髄の多能性幹細胞の障害により造血機能全体が低下し、赤血球・白血球・血小板のすべてが減少する汎血球減少を呈する。
  • 鉄欠乏性貧血は鉄代謝の異常、溶血性貧血は赤血球の末梢での破壊亢進、腎性貧血はエリスロポエチン不足であり、いずれも多能性幹細胞自体の障害ではない。
  • 重要用語: 赤血球、白血球、血小板すべて減少 を正確に理解しておくこと。
比較表
易感染性の原因 具体例
皮膚・粘膜の障害 火傷・外傷・抗癌薬使用
好中球の減少・機能不全 白血病・再生不良性貧血・糖尿病
体液性免疫不全 骨髄腫・リンパ腫・低蛋白血症
細胞性免疫不全 AIDS・悪性腫瘍・ステロイド長期使用
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題45|多能性幹細胞の障害によるのはどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題45|多能性幹細胞の障害によるのはどれか。
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