学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0682

理由で解く 臨床医学総論

Q0682 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第17回(2009) 問題57
問題
易感染性に注意すべき疾患はどれか。
選択肢
1 高血圧症
2 痛風
3 悪性リンパ腫
4 高脂血症
解答
正解3(悪性リンパ腫)
解説
✗ 1. 誤り
高血圧症
高血圧症は血圧の上昇による循環器系の疾患であり免疫機能には影響しない。
✗ 2. 誤り
痛風
痛風は尿酸代謝異常による関節炎であり易感染性とは関連しない。
✓ 3. 正解
悪性リンパ腫
✓ 正しい。 悪性リンパ腫はリンパ系の悪性腫瘍であり、化学療法や放射線療法による骨髄抑制で白血球(好中球)が減少するほか、疾患自体による免疫機能低下も加わり易感染性に注意が必要である。高血圧症・痛風・高脂血症はいずれも生活習慣病であり、免疫機能には影響せず易感染性をきたさない。
✗ 4. 誤り
高脂血症
高脂血症は血中脂質の上昇であり免疫機能低下をきたさない。
ポイント
  • 悪性リンパ腫は疾患自体と治療(化学療法)による免疫低下で易感染性をきたす。
  • 悪性リンパ腫はリンパ系の悪性腫瘍であり、化学療法や放射線療法による骨髄抑制で白血球(好中球)が減少するほか、疾患自体による免疫機能低下も加わり易感染性に注意が必要である。
  • 高血圧症・痛風・高脂血症はいずれも生活習慣病であり、免疫機能には影響せず易感染性をきたさない。
  • 重要用語: 化学療法 を正確に理解しておくこと。
比較表
易感染性の原因 具体例
皮膚・粘膜の障害 火傷・外傷・抗癌薬使用
好中球の減少・機能不全 白血病・再生不良性貧血・糖尿病
体液性免疫不全 骨髄腫・リンパ腫・低蛋白血症
細胞性免疫不全 AIDS・悪性腫瘍・ステロイド長期使用
解説画像
鍼灸 第17回(2009) 問題57|易感染性に注意すべき疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第17回(2009) 問題57|易感染性に注意すべき疾患はどれか。
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