学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0679

理由で解く 臨床医学総論

Q0679 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第15回(2007) 問題65
問題
貧血の症状でないのはどれか。
選択肢
1 動悸
2 息切れ
3 易疲労性
4 顔面紅潮
解答
正解4(顔面紅潮)
解説
✗ 1.
動悸
✗ 正しい。動悸は貧血時に酸素運搬能の低下を代償するため心拍出量が増加して生じる症状である。
✗ 2.
息切れ
✗ 正しい。息切れは組織への酸素供給不足を呼吸で代償しようとして生じる貧血の症状である。
✗ 3.
易疲労性
✗ 正しい。易疲労性は全身の酸素供給低下により筋肉の持久力が低下して生じる貧血の症状である。
✓ 4. 正解
顔面紅潮
✓ 誤り。 貧血ではヘモグロビンの減少により皮膚・粘膜は蒼白となる。教科書にも「高度の貧血患者ではみられ、皮膚、粘膜が蒼白に見える」と記載されている。顔面紅潮は貧血の症状ではなく、発熱・多血症・クッシング症候群などでみられる所見である。動悸・息切れ・易疲労性はいずれも貧血による酸素運搬能低下の代償として出現する症状である。
ポイント
  • 貧血では顔面蒼白(紅潮ではない)・動悸・息切れ・易疲労性がみられる。
  • 貧血ではヘモグロビンの減少により皮膚・粘膜は蒼白となる。
  • 教科書にも「高度の貧血患者ではみられ、皮膚、粘膜が蒼白に見える」と記載されている。
  • 重要用語: 貧血では顔面蒼白、紅潮ではない、動悸 を正確に理解しておくこと。
比較表
貧血の成因 貧血の種類 特徴的所見
赤血球の産生障害 再生不良性貧血・白血病 汎血球減少
赤血球の成熟障害 鉄欠乏性貧血 スプーン状爪・小球性
巨赤芽球性貧血 ハンター舌炎・大球性
赤血球の破壊亢進 溶血性貧血 黄疸・脾腫
赤血球の喪失 大量出血 急性の症状
解説画像
あマ指 第15回(2007) 問題65|貧血の症状でないのはどれか。 解説図
あマ指 第15回(2007) 問題65|貧血の症状でないのはどれか。
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