学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ O. 不眠・疲労・倦怠 / Q0662

理由で解く 臨床医学総論

Q0662 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題58
問題
疲労の所見でないのはどれか。
選択肢
1 注意集中力の低下
2 倦怠感の自覚
3 作業能率の低下
4 反射閾値の低下
解答
正解4(反射閾値の低下)
解説
✗ 1.
注意集中力の低下
✗ 正しい。注意集中力の低下は疲労により脳の覚醒水準が低下するため生じる典型的な所見である。
✗ 2.
倦怠感の自覚
✗ 正しい。倦怠感の自覚は疲労の主観的症状として最も基本的な所見である。
✗ 3.
作業能率の低下
✗ 正しい。作業能率の低下は疲労により身体的・精神的パフォーマンスが落ちる客観的所見である。
✓ 4. 正解
反射閾値の低下
✓ 誤り。 疲労時には反射閾値は上昇する(刺激に対する反応が鈍くなる)のであり、反射閾値の低下(反応が敏感になる)は疲労の所見ではない。疲労では注意集中力の低下、倦怠感の自覚、作業能率の低下がみられる。
ポイント
  • 疲労時は反射閾値が上昇(鈍くなる)し、注意力低下・倦怠感・作業能率低下がみられる。
  • 疲労時には反射閾値は上昇する(刺激に対する反応が鈍くなる)のであり、反射閾値の低下(反応が敏感になる)は疲労の所見ではない。
  • 疲労では注意集中力の低下、倦怠感の自覚、作業能率の低下がみられる。
  • 重要用語: 疲労時は反射閾値が上昇、鈍くなる、注意力低下 を正確に理解しておくこと。
比較表
疲労の分類 具体例
生理的疲労 長時間の労働・精神的緊張
精神神経疾患 神経症
感染症 結核・リウマチ熱・感染性心内膜炎
肝疾患 急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変
内分泌疾患 甲状腺機能低下症・亢進症・アジソン病
代謝性疾患 糖尿病・脚気
その他 慢性疲労症候群・尿毒症・貧血
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題58|疲労の所見でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題58|疲労の所見でないのはどれか。
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