学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ M. 肥満・やせ / Q0647

理由で解く 臨床医学総論

Q0647 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題59
問題
次の文で示すで患者で最も考えられる疾患はどれか。「56歳の女性。2か月で5kgの体重増加。体温が低く、寒さに敏感となってきた。」
選択肢
1 甲状腺機能低下症
2 クッシング症候群
3 2 型糖尿病
4 先端肥大症
解答
正解1(甲状腺機能低下症)
解説
✓ 1. 正解
甲状腺機能低下症
✓ 正しい。 56歳女性で2か月での体重増加、低体温、寒さへの敏感さは甲状腺機能低下症の典型的症状である。甲状腺ホルモンの不足により基礎代謝が低下し、体重増加・寒がり・低体温・皮膚乾燥・便秘・浮腫などがみられる。教科書にも甲状腺機能低下症は症候性肥満の原因として記載されている。
✗ 2. 誤り
クッシング症候群
クッシング症候群は中心性肥満・満月様顔貌・高血圧が特徴で、低体温や寒がりは典型的でない。
✗ 3. 誤り
2 型糖尿病
2型糖尿病は口渇・多飲・多尿が主症状で、体温低下は伴わない。
✗ 4. 誤り
先端肥大症
先端肥大症は成長ホルモン過剰で手足・顔面の肥大が主症状であり、寒がりは特徴的でない。
ポイント
  • 体重増加+低体温+寒がりは甲状腺機能低下症の典型的な三徴である。
  • 56歳女性で2か月での体重増加、低体温、寒さへの敏感さは甲状腺機能低下症の典型的症状である。
  • 甲状腺ホルモンの不足により基礎代謝が低下し、体重増加・寒がり・低体温・皮膚乾燥・便秘・浮腫などがみられる。
  • 重要用語: 寒さに敏感となってきた を正確に理解しておくこと。
比較表
やせの分類 具体例
食物摂取量低下 神経性食欲不振症・うつ病・食道癌
消化・吸収障害 切除胃・潰瘍性大腸炎・吸収不良症候群
代謝亢進 甲状腺機能亢進症・褐色細胞腫
栄養素利用障害 糖尿病・アジソン病
慢性消耗性疾患 悪性腫瘍・肺結核(悪液質)
単純性やせ 体質性やせ・ダイエット
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題59|次の文で示すで患者で最も考えられる疾患はどれか。「56歳の女性。2か月で5kgの体重増加。体温が低く、寒さに敏感となってきた。」 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題59|次の文で示すで患者で最も考えられる疾患はどれか。「56歳の女性。2か月で5kgの体重増加。体温が低く、寒さに敏感となってきた。」
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