学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ L. 腰下肢痛・関節痛・運動麻痺(症状) / Q0631

理由で解く 臨床医学総論

Q0631 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第4回(1996) 問題70
問題
急激な疼痛を伴わない疾患はどれか。
選択肢
1 急性膵炎
2 胃穿孔
3 急性肝炎
4 尿管結石
解答
正解3(急性肝炎)
解説
✗ 1. 誤り
急性膵炎
急性膵炎は膵酵素の自己消化により上腹部の激痛を生じ、背部への放散を伴う。
✗ 2. 誤り
胃穿孔
胃穿孔は胃壁の穿破により腹膜刺激症状を伴う突然の激痛(板状硬)を呈する。
✓ 3. 正解
急性肝炎
✓ 正しい。 急性肝炎は肝細胞の炎症・壊死による疾患であるが、肝臓自体には痛覚神経がほとんどないため急激な疼痛を伴わない。全身倦怠感、黄疸、食欲不振が主症状である。急性膵炎は上腹部の激痛、胃穿孔は突然の激烈な腹痛、尿管結石は側腹部から鼠径部への激痛を特徴とする。
✗ 4. 誤り
尿管結石
尿管結石は尿管の蠕動運動と結石の刺激で側腹部から鼠径部に激痛を生じる。
ポイント
  • 急性肝炎は全身倦怠感・黄疸が主症状で、急激な疼痛を伴わない。
  • 急性肝炎は肝細胞の炎症・壊死による疾患であるが、肝臓自体には痛覚神経がほとんどないため急激な疼痛を伴わない。
  • 全身倦怠感、黄疸、食欲不振が主症状である。
  • 重要用語: 急性肝炎は全身倦怠感、黄疸が主症状で、急激な疼痛を伴わない を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 疼痛の特徴 主症状
急性膵炎 上腹部の激痛(背部放散) 嘔吐・ショック
胃穿孔 突然の激烈な腹痛(板状硬) 腹膜刺激症状
尿管結石 側腹部〜鼠径部の激痛(疝痛) 血尿
急性肝炎 急激な疼痛なし 全身倦怠感・黄疸・食欲不振
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題70|急激な疼痛を伴わない疾患はどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題70|急激な疼痛を伴わない疾患はどれか。
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