学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ L. 腰下肢痛・関節痛・運動麻痺(症状) / Q0630

理由で解く 臨床医学総論

Q0630 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題67
問題
疾患と痛みが放散する部位との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 胆石症 ― 右肩
2 尿管結石 ― 鼠径部
3 狭心症 ― 左肩
4 十二指腸潰瘍 ― 右肩
解答
正解4(十二指腸潰瘍 ― 右肩)
解説
✗ 1.
胆石症 ― 右肩
✗ 正しい。胆石症は胆嚢・胆管の刺激が横隔膜を介して右横隔神経に伝わり右肩に放散する。
✗ 2.
尿管結石 ― 鼠径部
✗ 正しい。尿管結石は尿管の走行に沿って腰背部から鼠径部に痛みが放散する。
✗ 3.
狭心症 ― 左肩
✗ 正しい。狭心症の痛みは心臓の求心性神経を介して左肩・左腕に放散する。
✓ 4. 正解
十二指腸潰瘍 ― 右肩
✓ 誤り。 十二指腸潰瘍の痛みは心窩部に生じ、背部に放散することが多い。右肩への放散痛は胆石症の特徴であり、十二指腸潰瘍と右肩への放散の組み合わせは誤りである。胆石症は右肩、尿管結石は鼠径部、狭心症は左肩への放散痛がそれぞれ特徴的である。
ポイント
  • 放散痛:胆石症→右肩、狭心症→左肩、尿管結石→鼠径部、十二指腸潰瘍→背部。
  • 十二指腸潰瘍の痛みは心窩部に生じ、背部に放散することが多い。
  • 右肩への放散痛は胆石症の特徴であり、十二指腸潰瘍と右肩への放散の組み合わせは誤りである。
  • 重要用語: 放散痛:胆石症→右肩、狭心症→左肩、尿管結石→鼠径部 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 痛みの放散部位 機序
胆石症 右肩 横隔神経(C3-5)を介した関連痛
狭心症・心筋梗塞 左肩・左腕 心臓求心性神経を介した関連痛
尿管結石 側腹部→鼠径部 尿管走行に沿った放散
十二指腸潰瘍 背部 後腹膜刺激
急性膵炎 背部(左側) 後腹膜臓器の炎症
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題67|疾患と痛みが放散する部位との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題67|疾患と痛みが放散する部位との組合せで誤っているのはどれか。
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