学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ L. 腰下肢痛・関節痛・運動麻痺(症状) / Q0629

理由で解く 臨床医学総論

Q0629 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題63
問題
高熱とともに右季肋部痛を訴える場合にまず疑うべき疾患はどれか。
選択肢
1 胃癌
2 急性胆嚢炎
3 膵癌
4 大動脈瘤破裂
解答
正解2(急性胆嚢炎)
解説
✗ 1. 誤り
胃癌
胃癌は慢性的な上腹部不快感や体重減少が主症状であり、高熱を伴うことは少ない。
✓ 2. 正解
急性胆嚢炎
✓ 正しい。 高熱と右季肋部痛の組み合わせは、胆嚢の急性感染を強く示唆する。急性胆嚢炎では右季肋部の圧痛(マーフィー徴候)と発熱が典型的症状であり、最も疑うべき疾患である。胃癌や膵癌は慢性経過が多く高熱を伴いにくく、大動脈瘤破裂は突然の激痛とショックが主体である。
✗ 3. 誤り
膵癌
膵癌は背部痛や黄疸を伴う慢性経過の疾患であり、急性の高熱は典型的でない。
✗ 4. 誤り
大動脈瘤破裂
大動脈瘤破裂は突然の激痛とショック状態が主症状であり、発熱ではなく循環不全が前面に出る。
ポイント
  • 高熱+右季肋部痛の組み合わせは急性胆嚢炎を第一に疑う。
  • 高熱と右季肋部痛の組み合わせは、胆嚢の急性感染を強く示唆する。
  • 急性胆嚢炎では右季肋部の圧痛(マーフィー徴候)と発熱が典型的症状であり、最も疑うべき疾患である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
疼痛部位 代表的疾患 随伴症状
右季肋部 急性胆嚢炎・胆石症・肝膿瘍 発熱・黄疸・マーフィー徴候
心窩部 胃潰瘍・急性膵炎・心筋梗塞 悪心・背部放散痛
左下腹部 S状結腸憩室炎・卵巣疾患 発熱・排便異常
右下腹部 急性虫垂炎・尿管結石 反跳痛・血尿
側腹部〜鼠径部 尿管結石 激痛・血尿
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題63|高熱とともに右季肋部痛を訴える場合にまず疑うべき疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題63|高熱とともに右季肋部痛を訴える場合にまず疑うべき疾患はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手