学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ F. 悪心・嘔吐・腹痛・吐血・下血 / Q0582

理由で解く 臨床医学総論

Q0582 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第34回(2026) 問題42
問題
消化管出血について正しいのはどれか。
選択肢
1 上部消化管出血では下血を認めない。
2 胃からの出血ではコーヒー残渣様吐血をみる。
3 吐血を伴う腹痛には非ステロイド性鎮痛解熱薬を投与する。
4 免疫学的便潜血検査は獣肉の生食で陽性となる。
解答
正解2(胃からの出血ではコーヒー残渣様吐血をみる。)
解説
✗ 1. 誤り
上部消化管出血では下血を認めない。
上部消化管出血でも血液が消化管を下行してタール便として下血を認めることがある。
✓ 2. 正解
胃からの出血ではコーヒー残渣様吐血をみる。
✓ 正しい。 胃からの出血は胃酸により血液が酸化されてコーヒー残渣様(暗褐色)の吐血として出現する。上部消化管出血でもタール便(黒色便)として下血を認めることがあり、下血がないとは限らない。吐血を伴う腹痛に非ステロイド性鎮痛解熱薬は消化管出血を悪化させるため禁忌であり、免疫学的便潜血検査はヒトヘモグロビンに特異的で獣肉摂取の影響を受けない。
✗ 3. 誤り
吐血を伴う腹痛には非ステロイド性鎮痛解熱薬を投与する。
非ステロイド性鎮痛解熱薬は消化管粘膜を障害し出血を悪化させるため、吐血時には禁忌である。
✗ 4. 誤り
免疫学的便潜血検査は獣肉の生食で陽性となる。
免疫学的便潜血検査はヒトヘモグロビンに特異的な抗体を用いるため、獣肉の生食では陽性にならない。
ポイント
  • 胃からの出血は胃酸で酸化されコーヒー残渣様吐血を呈する。免疫学的便潜血は食事の影響を受けない。
  • 胃からの出血は胃酸により血液が酸化されてコーヒー残渣様(暗褐色)の吐血として出現する。
  • 上部消化管出血でもタール便(黒色便)として下血を認めることがあり、下血がないとは限らない。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第34回(2026) 問題42|消化管出血について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第34回(2026) 問題42|消化管出血について正しいのはどれか。
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