学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ F. 悪心・嘔吐・腹痛・吐血・下血 / Q0581

理由で解く 臨床医学総論

Q0581 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第34回(2026) 問題40
問題
空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか。
選択肢
1 虫垂炎
2 胆石症
3 急性膵炎
4 十二指腸潰瘍
解答
正解4(十二指腸潰瘍)
解説
✗ 1. 誤り
虫垂炎
虫垂炎は持続的な右下腹部痛(マックバーネ点)が特徴で、空腹時との関連は特徴的ではない。
✗ 2. 誤り
胆石症
胆石症は脂肪食摂取後の右季肋部痛が特徴であり、空腹時の腹痛ではない。
✗ 3. 誤り
急性膵炎
急性膵炎は上腹部痛・背部痛が主症状で、空腹時の腹痛は特徴的ではない。
✓ 4. 正解
十二指腸潰瘍
✓ 正しい。 十二指腸潰瘍は空腹時に胃酸が直接十二指腸粘膜を刺激するため、空腹時の心窩部痛が特徴的である。食事をとると胃酸が中和されて痛みが軽減する。虫垂炎は持続的な右下腹部痛、胆石症は食後(特に脂肪食後)の右季肋部痛、急性膵炎は上腹部痛・背部痛で食事との関連は特徴的ではない。
ポイント
  • 空腹時腹痛は十二指腸潰瘍の特徴。食後腹痛は胃潰瘍の特徴。
  • 十二指腸潰瘍は空腹時に胃酸が直接十二指腸粘膜を刺激するため、空腹時の心窩部痛が特徴的である。
  • 食事をとると胃酸が中和されて痛みが軽減する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
腹痛の種類 機序 痛みの性状 局在性 具体例
内臓痛 管腔臓器の伸展・拡張・収縮 鈍痛または間欠的疝痛 乏しい(正中線上) 胃炎・胆石症・腸閉塞
体性痛 腹膜の刺激 鋭い持続痛 明確(病変部と一致) 腹膜炎・虫垂炎
関連痛(放散痛) 内臓痛の脊髄内波及 皮膚分節に感じる痛み 病変から離れた部位 胆嚢炎→右肩痛、心筋梗塞→心窩部痛

表: 腹痛の分類(内臓痛・体性痛・関連痛)

解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題40|空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題40|空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか。
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