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理由で解く 臨床医学総論

Q0572 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題58
問題
腹膜刺激症状はどれか。
選択肢
1 ケルニッヒ徴候
2 ブルンベルグ徴候
3 ブルジンスキー徴候
4 ロブジング徴候
解答
正解2(ブルンベルグ徴候)
解説
✗ 1. 誤り
ケルニッヒ徴候
ケルニッヒ徴候は髄膜刺激症状の検査法であり、腹膜刺激症状ではない。
✓ 2. 正解
ブルンベルグ徴候
✓ 正しい。 ブルンベルグ徴候(反跳痛・リバウンドテンダネス)は腹膜刺激症状の一つで、腹壁を圧迫した後に急に手を離すと痛みが増強する現象である。腹膜炎の診断に重要な所見である。ケルニッヒ徴候とブルジンスキー徴候は髄膜刺激症状の検査法であり、ロブジング徴候は急性虫垂炎で左下腹部を圧迫すると右下腹部に痛みが出る所見である。
✗ 3. 誤り
ブルジンスキー徴候
ブルジンスキー徴候は髄膜刺激症状の検査法(仰臥位で頸部前屈により両下肢が屈曲)であり、腹膜刺激症状ではない。
✗ 4. 誤り
ロブジング徴候
ロブジング徴候は急性虫垂炎の関連痛の所見であり、腹膜刺激症状の代表的所見とはいえない。
ポイント
  • 腹膜刺激症状の代表はブルンベルグ徴候(反跳痛)であり、圧迫後に手を離すと痛みが増強する。
  • ブルンベルグ徴候(反跳痛・リバウンドテンダネス)は腹膜刺激症状の一つで、腹壁を圧迫した後に急に手を離すと痛みが増強する現象である。
  • 腹膜炎の診断に重要な所見である。
  • 重要用語: 反跳痛、であり、腹膜刺激症状はどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
腹痛の種類 機序 痛みの性状 局在性 具体例
内臓痛 管腔臓器の伸展・拡張・収縮 鈍痛または間欠的疝痛 乏しい(正中線上) 胃炎・胆石症・腸閉塞
体性痛 腹膜の刺激 鋭い持続痛 明確(病変部と一致) 腹膜炎・虫垂炎
関連痛(放散痛) 内臓痛の脊髄内波及 皮膚分節に感じる痛み 病変から離れた部位 胆嚢炎→右肩痛、心筋梗塞→心窩部痛

表: 腹痛の分類(内臓痛・体性痛・関連痛)

解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題58|腹膜刺激症状はどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題58|腹膜刺激症状はどれか。
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