学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ F. 悪心・嘔吐・腹痛・吐血・下血 / Q0571

理由で解く 臨床医学総論

Q0571 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第14回(2006) 問題62
問題
疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 慢性膵炎 ― 背部痛
2 肝硬変 ― クモ状血管腫
3 胃潰瘍 ― 喀血
4 クローン病 ― 下痢
解答
正解3(胃潰瘍 ― 喀血)
解説
✗ 1.
慢性膵炎 ― 背部痛
✗ 正しい。慢性膵炎は膵臓の炎症が背部に放散し背部痛をきたすため正しい組合せである。
✗ 2.
肝硬変 ― クモ状血管腫
✗ 正しい。肝硬変ではエストロゲンの代謝障害により皮膚にクモ状血管腫が出現し正しい組合せである。
✓ 3. 正解
胃潰瘍 ― 喀血
✓ 誤り。 胃潰瘍からの出血は吐血(上部消化管出血)として出現するものであり、喀血ではない。喀血は気道からの出血で鮮紅色・泡沫状であるのに対し、吐血は消化管からの出血でコーヒー残渣様を呈する。慢性膵炎は背部痛、肝硬変はクモ状血管腫、クローン病は下痢をきたし、いずれも正しい組合せである。
✗ 4.
クローン病 ― 下痢
✗ 正しい。クローン病は消化管の慢性炎症性疾患で下痢・腹痛をきたし正しい組合せである。
ポイント
  • 胃潰瘍の出血は吐血であり喀血ではない。吐血=消化管出血、喀血=気道出血。
  • 胃潰瘍からの出血は吐血(上部消化管出血)として出現するものであり、喀血ではない。
  • 喀血は気道からの出血で鮮紅色・泡沫状であるのに対し、吐血は消化管からの出血でコーヒー残渣様を呈する。
  • 重要用語: 喀血=気道出血 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第14回(2006) 問題62|疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第14回(2006) 問題62|疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。
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