学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ B. めまい・耳鳴り・難聴・眼振 / Q0543

理由で解く 臨床医学総論

Q0543 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第30回(2022) 問題48
問題
めまいをきたす疾患はどれか。
選択肢
1 メニエール病
2 パーキンソン病
3 クッシング病
4 ウィルソン病
解答
正解1(メニエール病)
解説
✓ 1. 正解
メニエール病
✓ 正しい。 メニエール病は内耳の内リンパ水腫を原因とし、回転性めまい・感音性難聴・耳鳴りを反復する疾患である。パーキンソン病は中脳黒質のドパミン神経変性で振戦・固縮・無動を示し、クッシング病は下垂体ACTH産生腫瘍による副腎皮質ホルモン過剰、ウィルソン病は銅代謝異常による肝障害・神経症状をきたす疾患であり、いずれもめまいは主症状ではない。
✗ 2. 誤り
パーキンソン病
パーキンソン病は振戦・筋固縮・無動・姿勢反射障害を主症状とし、めまいは主症状ではない。
✗ 3. 誤り
クッシング病
クッシング病はACTH過剰産生による副腎皮質機能亢進症で、満月様顔貌・中心性肥満が特徴であり、めまいは主症状ではない。
✗ 4. 誤り
ウィルソン病
ウィルソン病は銅代謝異常で肝硬変・錐体外路症状を呈し、めまいは主症状ではない。
ポイント
  • めまいをきたす代表的疾患はメニエール病であり、内リンパ水腫が原因である。
  • メニエール病は内耳の内リンパ水腫を原因とし、回転性めまい・感音性難聴・耳鳴りを反復する疾患である。
  • パーキンソン病は振戦・筋固縮・無動・姿勢反射障害を主症状とし、めまいは主症状ではない。
  • 重要用語: 内リンパ水腫が原因である を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 伝音性難聴 感音性難聴
障害部位 外耳・中耳(伝音器) 内耳〜聴覚中枢(神経聴覚路)
気導聴力 低下 低下
骨導聴力 正常 低下
リンネ試験 陰性(骨導>気導) 陽性(気導>骨導だが両方低下)
補聴器の効果 有用(内耳機能は保たれている) 効果が限定的
代表疾患 耳垢塞栓・耳管狭窄・急性中耳炎・慢性中耳炎・耳硬化症 メニエール病・突発性難聴・老人性難聴・騒音性難聴・聴神経腫瘍・ムンプス難聴

表: 伝音性難聴と感音性難聴の鑑別

解説画像
鍼灸 第30回(2022) 問題48|めまいをきたす疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第30回(2022) 問題48|めまいをきたす疾患はどれか。
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