学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ B. めまい・耳鳴り・難聴・眼振 / Q0540

理由で解く 臨床医学総論

Q0540 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第20回(2012) 問題53
問題
前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。
選択肢
1 小脳脳幹出血が原因となる。
2 回転性の眩暈である。
3 悪心・嘔吐は伴わない。
4 頭位による影響は少ない。
解答
正解2(回転性の眩暈である。)
解説
✗ 1. 誤り
小脳脳幹出血が原因となる。
小脳脳幹出血は中枢性眩暈の原因であり、前庭性(末梢性)眩暈の原因ではない。
✓ 2. 正解
回転性の眩暈である。
✓ 正しい。 前庭性眩暈は内耳の前庭器官(半規管・耳石器)の障害で生じるめまいであり、回転性の眩暈が特徴的である。メニエール病や良性発作性頭位めまい症などが代表的疾患である。前庭性眩暈は悪心・嘔吐を伴うことが多く、頭位変換で症状が変化する。
✗ 3. 誤り
悪心・嘔吐は伴わない。
前庭性眩暈では自律神経反射として悪心・嘔吐を伴うことが多い。
✗ 4. 誤り
頭位による影響は少ない。
前庭性眩暈は頭位変換により症状が変化するため、頭位による影響が大きい。
ポイント
  • 前庭性眩暈は内耳前庭の障害による回転性めまいであり、悪心・嘔吐を伴いやすい。
  • 前庭性眩暈は内耳の前庭器官(半規管・耳石器)の障害で生じるめまいであり、回転性の眩暈が特徴的である。
  • メニエール病や良性発作性頭位めまい症などが代表的疾患である。
  • 重要用語: 悪心、嘔吐を伴いやすい を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 伝音性難聴 感音性難聴
障害部位 外耳・中耳(伝音器) 内耳〜聴覚中枢(神経聴覚路)
気導聴力 低下 低下
骨導聴力 正常 低下
リンネ試験 陰性(骨導>気導) 陽性(気導>骨導だが両方低下)
補聴器の効果 有用(内耳機能は保たれている) 効果が限定的
代表疾患 耳垢塞栓・耳管狭窄・急性中耳炎・慢性中耳炎・耳硬化症 メニエール病・突発性難聴・老人性難聴・騒音性難聴・聴神経腫瘍・ムンプス難聴

表: 伝音性難聴と感音性難聴の鑑別

解説画像
鍼灸 第20回(2012) 問題53|前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第20回(2012) 問題53|前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。
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