学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ B. めまい・耳鳴り・難聴・眼振 / Q0534

理由で解く 臨床医学総論

Q0534 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第15回(2007) 問題59
問題
伝音性難聴がみられるのはどれか。
選択肢
1 耳管狭窄症
2 メニエール病
3 突発性難聴
4 多発性硬化症
解答
正解1(耳管狭窄症)
解説
✓ 1. 正解
耳管狭窄症
✓ 正しい。 伝音性難聴は外耳から中耳にかけての音の伝導経路の障害で生じる。耳管狭窄症は耳管の通気が障害されることで中耳の圧調整ができなくなり伝音性難聴をきたす。メニエール病・突発性難聴は内耳の障害による感音性難聴、多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患で感音性難聴を呈する。
✗ 2. 誤り
メニエール病
メニエール病は内リンパ水腫による内耳障害で感音性難聴をきたす。
✗ 3. 誤り
突発性難聴
突発性難聴は内耳の循環障害やウイルス感染で生じる感音性難聴である。
✗ 4. 誤り
多発性硬化症
多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患であり、聴覚路の障害による感音性難聴をきたす。
ポイント
  • 伝音性難聴は外耳・中耳の障害で生じ、耳管狭窄症はその代表的疾患である。
  • 伝音性難聴は外耳から中耳にかけての音の伝導経路の障害で生じる。
  • 耳管狭窄症は耳管の通気が障害されることで中耳の圧調整ができなくなり伝音性難聴をきたす。
  • 重要用語: 伝音性難聴は外耳、中耳の障害で生じ を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 伝音性難聴 感音性難聴
障害部位 外耳・中耳(伝音器) 内耳〜聴覚中枢(神経聴覚路)
気導聴力 低下 低下
骨導聴力 正常 低下
リンネ試験 陰性(骨導>気導) 陽性(気導>骨導だが両方低下)
補聴器の効果 有用(内耳機能は保たれている) 効果が限定的
代表疾患 耳垢塞栓・耳管狭窄・急性中耳炎・慢性中耳炎・耳硬化症 メニエール病・突発性難聴・老人性難聴・騒音性難聴・聴神経腫瘍・ムンプス難聴

表: 伝音性難聴と感音性難聴の鑑別

解説画像
鍼灸 第15回(2007) 問題59|伝音性難聴がみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第15回(2007) 問題59|伝音性難聴がみられるのはどれか。
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