学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ B. めまい・耳鳴り・難聴・眼振 / Q0532

理由で解く 臨床医学総論

Q0532 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第6回(1998) 問題69
問題
耳鳴りの原因で適切でないのはどれか。
選択肢
1 外耳道異物
2 外耳道湿疹
3 中耳炎
4 メニエール病
解答
正解2(外耳道湿疹)
解説
✗ 1.
外耳道異物
✗ 正しい。外耳道異物は外耳道内の異物が鼓膜を刺激し、耳鳴りの原因となりうる。
✓ 2. 正解
外耳道湿疹
✓ 誤り。 耳鳴りは聴覚路のいずれかの部位の障害で生じる。外耳道異物は外耳道を刺激して耳鳴りの原因となり、中耳炎は中耳の炎症で伝音機能の障害とともに耳鳴りを生じ、メニエール病は内リンパ水腫で低音域の耳鳴り・難聴をきたす。外耳道湿疹は皮膚の炎症であり、掻痒感が主症状で耳鳴りの原因としては適切でない。
✗ 3.
中耳炎
✗ 正しい。中耳炎は中耳の炎症による伝音障害で耳鳴りを生じることがある。
✗ 4.
メニエール病
✗ 正しい。メニエール病は内リンパ水腫により低音域の耳鳴りを伴う。
ポイント
  • 耳鳴りは聴覚路の障害で生じる。外耳道湿疹は皮膚炎であり耳鳴りの原因ではない。
  • 耳鳴りは聴覚路のいずれかの部位の障害で生じる。
  • 外耳道異物は外耳道を刺激して耳鳴りの原因となり、中耳炎は中耳の炎症で伝音機能の障害とともに耳鳴りを生じ、メニエール病は内リンパ水腫で低音域の耳鳴り・難聴をきたす。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 末梢性(前庭性)めまい 中枢性めまい
障害部位 内耳(前庭迷路)・前庭神経 脳幹・小脳
めまいの性状 回転性(グルグル回る) 浮動性(フワフワ不安定)
めまいの程度 強い 比較的軽度
持続時間 数時間〜数日 数日〜数週間(長い)
耳症状 耳鳴り・難聴を伴いやすい 耳症状は目立たない
眼振 一方向性 方向不定性
悪心・嘔吐 伴うことが多い 少ない
代表疾患 メニエール病・良性発作性頭位めまい・前庭神経炎 小脳脳幹梗塞・小脳脳幹出血・小脳腫瘍

表: 末梢性めまいと中枢性めまいの鑑別

解説画像
あマ指 第6回(1998) 問題69|耳鳴りの原因で適切でないのはどれか。 解説図
あマ指 第6回(1998) 問題69|耳鳴りの原因で適切でないのはどれか。
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