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理由で解く 臨床医学総論

Q0407 運動機能検査

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題47
問題
膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法はどれか。
選択肢
1 アプレイテスト
2 内反ストレステスト
3 マクマレーテスト
4 ラックマンテスト
解答
正解4(ラックマンテスト)
解説
✗ 1. 誤り
アプレイテスト
アプレイテストは腹臥位で膝を90度屈曲し、圧迫と牽引を加えて半月板損傷と靱帯損傷を鑑別する検査であり、前十字靱帯損傷の確認には用いない。
✗ 2. 誤り
内反ストレステスト
内反ストレステストは膝関節に内反力を加えて外側側副靱帯(LCL)損傷を評価する検査であり、前十字靱帯損傷の検査ではない。
✗ 3. 誤り
マクマレーテスト
マックマレーテストは半月板損傷の検査であり、前十字靱帯損傷の確認には用いない。
✓ 4. 正しい
ラックマンテスト
膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法は前方引き出しテストまたはラックマンテストである。前方引き出しテストは膝90度屈曲位で下腿を前方へ引き出し不安定性をみる。ラックマンテストは膝20-30度屈曲位で行い、前十字靱帯損傷の検出感度がより高い。
ポイント
  • 前十字靱帯損傷の確認:前方引き出しテスト(膝90度屈曲)とラックマンテスト(膝20-30度屈曲)。
  • 膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法は前方引き出しテストまたはラックマンテストである。
  • 前方引き出しテストは膝90度屈曲位で下腿を前方へ引き出し不安定性をみる。
  • 重要用語: 膝90度屈曲、とラックマンテスト、膝20-30度屈曲 を正確に理解しておくこと。
比較表
部位 検査法 方法の要点 対象疾患
頸椎 ジャクソンテスト 頸部を後側屈し頭部を圧迫 頸椎症・椎間板ヘルニア
スパーリングテスト 頭部を患側へ倒し圧迫 頸椎神経根症
イートンテスト 頭部を健側へ傾け患側上肢を牽引 神経根圧迫・癒着
胸郭出口 アドソンテスト 頸部後屈・患側回旋・深呼吸 斜角筋症候群
エデンテスト 上肢を後下方に引き下げる 肋鎖症候群
ライトテスト 上肢を過外転 小胸筋症候群
モーレイテスト 前斜角筋部を圧迫 胸郭出口症候群
肩 ヤーガソンテスト 肘90°屈曲で前腕回外に抵抗 上腕二頭筋長頭腱炎
腰・下肢 SLRテスト 下肢伸展挙上 腰椎椎間板ヘルニア
ボンネットテスト 股・膝90°屈曲で内旋・内転 坐骨神経痛
大腿神経伸展テスト 腹臥位で膝屈曲・股関節伸展 上位腰椎ヘルニア
股関節 トーマステスト 一側膝を胸に抱え屈曲拘縮を検出 股関節屈曲拘縮
パトリックテスト 4の字テスト(屈曲外転外旋) 変形性股関節症・仙腸関節障害
トレンデレンブルグ徴候 患側片脚起立で健側骨盤が下がる 先天性股関節脱臼・中殿筋麻痺
膝 マックマレーテスト 膝最大屈曲から伸展(回旋負荷) 半月板損傷
前方引き出しテスト 膝90°屈曲で下腿を前方へ引き出す 前十字靱帯損傷
ラックマンテスト 膝20〜30°屈曲で前方引き出し 前十字靱帯損傷
アプレイテスト 腹臥位で下腿に圧迫・牽引+回旋 半月板・側副靱帯損傷
手 ファレンテスト 手関節掌屈保持 手根管症候群
チネルサイン 手根管部を叩打 手根管症候群
腱 トンプソンテスト 腹臥位で腓腹筋を握る アキレス腱断裂
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題47|膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法はどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題47|膝関節の前十字靱帯損傷を確認する徒手検査法はどれか。
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