学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0340

理由で解く 臨床医学総論

Q0340 運動機能検査

出典:あマ指 第29回(2021) 問題38
問題
下位運動ニューロン障害でみられるのはどれか。
選択肢
1 筋線維束れん縮
2 筋緊張亢進
3 深部反射亢進
4 病的反射陽性
解答
正解1(筋線維束れん縮)
解説
✓ 1. 正解
筋線維束れん縮
✓ 正しい。 下位運動ニューロン障害でみられる所見は弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失、筋萎縮、筋線維束攣縮である。上位運動ニューロン障害の所見(痙性麻痺・腱反射亢進・病的反射陽性)とは明確に異なる。下位運動ニューロンが障害されると筋への栄養が断たれ、神経原性の筋萎縮が進行する。
✗ 2. 誤り
筋緊張亢進
この所見は上位運動ニューロン障害の特徴であり、下位では認められない。
✗ 3. 誤り
深部反射亢進
この所見は上位運動ニューロン障害の特徴であり、下位では認められない。
✗ 4. 誤り
病的反射陽性
この所見は上位運動ニューロン障害の特徴であり、下位では認められない。
ポイント
  • 下位運動ニューロン障害の所見:弛緩性麻痺・腱反射消失・筋萎縮を確実に覚える。
  • 下位運動ニューロン障害でみられる所見は弛緩性麻痺、腱反射の減弱ないし消失、筋萎縮、筋線維束攣縮である。
  • 上位運動ニューロン障害の所見(痙性麻痺・腱反射亢進・病的反射陽性)とは明確に異なる。
  • 重要用語: 腱反射消失、筋萎縮を確実に覚える を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
あマ指 第29回(2021) 問題38|下位運動ニューロン障害でみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第29回(2021) 問題38|下位運動ニューロン障害でみられるのはどれか。
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