学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0334

理由で解く 臨床医学総論

Q0334 運動機能検査

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題57
問題
頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 痙性歩行がみられる。
2 手指巧緻運動障害を認める。
3 手内在筋の萎縮を認める。
4 深部腱反射が滅弱する。
解答
正解4(深部腱反射が滅弱する。)
解説
✗ 1.
痙性歩行がみられる。
✗ 正しい。この記述は頸椎症性脊髄症の正しい特徴である。
✗ 2.
手指巧緻運動障害を認める。
✗ 正しい。この記述は頸椎症性脊髄症の正しい特徴である。
✗ 3.
手内在筋の萎縮を認める。
✗ 正しい。この記述は頸椎症性脊髄症の正しい特徴である。
✓ 4. 正解
深部腱反射が滅弱する。
✓ 誤り。 頸椎症性脊髄症は頸椎の変性により脊髄が圧迫される疾患で、上位運動ニューロン障害の症状を呈する。四肢の痙性麻痺、手指巧緻運動障害、腱反射亢進、病的反射陽性(ホフマン反射など)がみられる。膀胱直腸障害を伴うこともある。誤っている記述を選ぶ問題である。
ポイント
  • 頸椎症性脊髄症は脊髄圧迫による上位運動ニューロン障害で、痙性麻痺・腱反射亢進を呈する。
  • 頸椎症性脊髄症は頸椎の変性により脊髄が圧迫される疾患で、上位運動ニューロン障害の症状を呈する。
  • 四肢の痙性麻痺、手指巧緻運動障害、腱反射亢進、病的反射陽性(ホフマン反射など)がみられる。
  • 重要用語: 痙性麻痺、腱反射亢進を呈する を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題57|頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題57|頸椎症性脊髄症について誤っている記述はどれか。
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