学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0331

理由で解く 臨床医学総論

Q0331 運動機能検査

出典:あマ指 第19回(2011) 問題67
問題
ギランバレー症候群で正しい記述はどれか。
選択肢
1 中枢神経障害である。
2 髄液蛋白質の上昇を認める。
3 腱反射は亢進する。
4 呼吸筋麻痺はない。
解答
正解2(髄液蛋白質の上昇を認める。)
解説
✗ 1. 誤り
中枢神経障害である。
この記述はギラン・バレー症候群の正しい特徴ではない。
✓ 2. 正解
髄液蛋白質の上昇を認める。
✓ 正しい。 ギラン・バレー症候群は急性の炎症性脱髄性多発神経障害で、上気道炎や消化管感染後1-3週で発症する。四肢の弛緩性麻痺が下肢から上行性に進行し、腱反射は消失する。下位運動ニューロン障害を呈し、髄液検査では蛋白細胞解離(蛋白増加、細胞数正常)が特徴的である。
✗ 3. 誤り
腱反射は亢進する。
この記述はギラン・バレー症候群の正しい特徴ではない。
✗ 4. 誤り
呼吸筋麻痺はない。
この記述はギラン・バレー症候群の正しい特徴ではない。
ポイント
  • ギラン・バレー症候群:感染後の上行性弛緩性麻痺、腱反射消失、髄液の蛋白細胞解離が特徴。
  • ギラン・バレー症候群は急性の炎症性脱髄性多発神経障害で、上気道炎や消化管感染後1-3週で発症する。
  • 四肢の弛緩性麻痺が下肢から上行性に進行し、腱反射は消失する。
  • 重要用語: ギラン、腱反射消失、髄液の蛋白細胞解離が特徴 を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題67|ギランバレー症候群で正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題67|ギランバレー症候群で正しい記述はどれか。
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