学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0313

理由で解く 臨床医学総論

Q0313 運動機能検査

出典:あマ指 第4回(1996) 問題75
問題
運動麻痺で誤っているのはどれか。
選択肢
1 片麻痺 :一側の上下肢
2 対麻痺 :一側上肢と反対側下肢
3 単麻痺 :四肢のうちの一肢
4 四肢麻痺:両側上下肢
解答
正解2(対麻痺 :一側上肢と反対側下肢)
解説
✗ 1.
片麻痺 :一側の上下肢
✗ 正しい。この記述は運動麻痺の正しい特徴である。
✓ 2. 正解
対麻痺 :一側上肢と反対側下肢
✓ 誤り。 運動麻痺は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害で特徴が大きく異なる。上位運動ニューロン障害では痙性麻痺・腱反射亢進・病的反射陽性・筋萎縮なしが特徴であり、下位運動ニューロン障害では弛緩性麻痺・腱反射消失・筋萎縮・筋線維束攣縮が特徴である。
✗ 3.
単麻痺 :四肢のうちの一肢
✗ 正しい。この記述は運動麻痺の正しい特徴である。
✗ 4.
四肢麻痺:両側上下肢
✗ 正しい。この記述は運動麻痺の正しい特徴である。
ポイント
  • 上位運動ニューロン障害=痙性麻痺、下位運動ニューロン障害=弛緩性麻痺を確実に区別する。
  • 運動麻痺は上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害で特徴が大きく異なる。
  • 上位運動ニューロン障害では痙性麻痺・腱反射亢進・病的反射陽性・筋萎縮なしが特徴であり、下位運動ニューロン障害では弛緩性麻痺・腱反射消失・筋萎縮・筋線維束攣縮が特徴である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
あマ指 第4回(1996) 問題75|運動麻痺で誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第4回(1996) 問題75|運動麻痺で誤っているのはどれか。
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