学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ A. 運動麻痺(上位・下位ニューロン) / Q0310

理由で解く 臨床医学総論

Q0310 運動機能検査

出典:あマ指 第2回(1994) 問題72
問題
大腿四頭筋麻痺はどの神経の障害で起こるか。
選択肢
1 肋間神経
2 腰神経
3 坐骨神経
4 尾骨神経
解答
正解2(腰神経)
解説
✗ 1. 誤り
肋間神経
坐骨神経は大腿後面のハムストリングスと下腿・足の筋を支配し、大腿四頭筋は支配しない。
✓ 2. 正解
腰神経
✓ 正しい。 大腿四頭筋は大腿神経(L2-L4)に支配されている。大腿神経が障害されると大腿四頭筋が麻痺し、膝関節の伸展ができなくなる。膝蓋腱反射(L2-L4)も消失する。坐骨神経はハムストリングスや下腿・足の筋を支配し、腓骨神経は前脛骨筋・腓骨筋を支配する。
✗ 3. 誤り
坐骨神経
腓骨神経は前脛骨筋や長腓骨筋を支配し、大腿四頭筋は支配しない。腓骨神経麻痺では下垂足が特徴。
✗ 4. 誤り
尾骨神経
脛骨神経は下腿後面の腓腹筋やヒラメ筋を支配し、大腿四頭筋は支配しない。
ポイント
  • 大腿四頭筋は大腿神経(L2-L4)支配であり、膝蓋腱反射の効果器でもある。
  • 大腿神経が障害されると大腿四頭筋が麻痺し、膝関節の伸展ができなくなる。
  • 膝蓋腱反射(L2-L4)も消失する。
  • 重要用語: 大腿四頭筋は大腿神経、L2-L4、支配であり を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
麻痺の性状 痙性麻痺 弛緩性麻痺
筋萎縮 なし(廃用性のみ) あり(著明)
筋線維束攣縮 なし あり
筋トーヌス 亢進(痙直) 低下
腱反射 亢進 減弱〜消失
病的反射 出現(バビンスキー反射など) なし
代表的疾患 脳血管障害・脳腫瘍・脊髄損傷 脊髄前角障害・末梢神経障害・ギランバレー症候群
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題72|大腿四頭筋麻痺はどの神経の障害で起こるか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題72|大腿四頭筋麻痺はどの神経の障害で起こるか。
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