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理由で解く 臨床医学総論

Q0256 神経系の診察

出典:あマ指 第25回(2017) 問題45
問題
体表から最も触知しやすい神経はどれか。
選択肢
1 筋皮神経
2 橈骨神経
3 正中神経
4 尺骨神経
解答
正解4(尺骨神経)
解説
✗ 1. 誤り
筋皮神経
正中神経は前腕の深部を走行し、手根管を通過するため体表からの触知は困難である。
✗ 2. 誤り
橈骨神経
筋皮神経は上腕二頭筋の深部を走行しており、体表から触知することは難しい。
✗ 3. 誤り
正中神経
橈骨神経は上腕骨の橈骨神経溝を走行するが、筋肉に覆われており尺骨神経ほど容易には触知できない。
✓ 4. 正解
尺骨神経
✓ 正しい。 体表から最も触知しやすい神経は尺骨神経である。尺骨神経は肘関節の内側上顆の後方(尺骨神経溝)を通過し、皮膚直下を走行するため、体表から容易に触知できる。この部位を打つと小指側にしびれ感が走る(いわゆる「ファニーボーン」)。橈骨神経は上腕骨の橈骨神経溝を走行するが尺骨神経ほど表在性ではない。
ポイント
  • 尺骨神経は肘部の尺骨神経溝で皮膚直下を走行し、体表から最も触知しやすい神経である。
  • 体表から最も触知しやすい神経は尺骨神経である。
  • 尺骨神経は肘関節の内側上顆の後方(尺骨神経溝)を通過し、皮膚直下を走行するため、体表から容易に触知できる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 感覚の種類 検査法
表在感覚 触覚 脱脂綿・毛筆で軽く触れる
痛覚 安全ピン・針先で軽くつつく
温度覚 温湯(40〜45℃)・冷水(5〜10℃)の試験管を当てる
深部感覚 位置覚 足趾・手指を他動的に動かし方向を答えさせる
振動覚 音叉(128Hz)を骨突出部に当て振動を感じる時間を測定
深部痛覚 筋肉・腱・睾丸を強く圧迫
複合感覚 二点識別覚 コンパスで2点刺激の最短識別距離を測定
皮膚書字覚 手掌などに数字・記号を書き認識させる
立体認知 閉眼で物体を触らせ何かを認識させる
解説画像
あマ指 第25回(2017) 問題45|体表から最も触知しやすい神経はどれか。 解説図
あマ指 第25回(2017) 問題45|体表から最も触知しやすい神経はどれか。
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