学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ A. 感覚検査 / Q0255

理由で解く 臨床医学総論

Q0255 神経系の診察

出典:鍼灸 第24回(2016) 問題49
問題
知覚障害の型と疾患の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 分節性 ― 脊髄空洞症
2 片側性 ― ブラウンセカール症候群
3 解離性 ― 横断型脊髄損傷
4 手袋靴下型 ― 多発性神経炎
解答
正解4(手袋靴下型――多発性神経炎)
解説
✗ 1. 誤り
分節性 ― 脊髄空洞症
この選択肢の組合せは不正確である。正しい型と疾患の対応関係に合致しない。
✗ 2. 誤り
片側性 ― ブラウンセカール症候群
この選択肢の組合せは不正確である。感覚障害の型と疾患が適切に対応していない。
✗ 3. 誤り
解離性 ― 横断型脊髄損傷
この選択肢の組合せは不正確である。障害パターンと疾患の対応が誤っている。
✓ 4. 正解
手袋靴下型 ― 多発性神経炎
✓ 正しい。 知覚障害の型と疾患の正しい組合せを問う問題である。脊髄空洞症では感覚解離(温痛覚の選択的消失)がみられ、これは脊髄中心管周囲の灰白質障害により交差する温痛覚線維が選択的に障害されるためである。多発性神経炎は手袋靴下型、脊髄横断障害はある髄節以下の全感覚脱失、視床障害は対側半身の全感覚消失を呈する。
ポイント
  • 感覚障害の型:手袋靴下型=多発性神経炎、感覚解離=脊髄空洞症、帯状=神経根障害。
  • 知覚障害の型と疾患の正しい組合せを問う問題である。
  • 脊髄空洞症では感覚解離(温痛覚の選択的消失)がみられ、これは脊髄中心管周囲の灰白質障害により交差する温痛覚線維が選択的に障害されるためである。
  • 重要用語: 感覚解離=脊髄空洞症、帯状=神経根障害 を正確に理解しておくこと。
比較表
障害部位 感覚障害の特徴 代表的疾患
大脳皮質(頭頂葉) 対側の複合感覚障害(表在・深部感覚は保存) 脳梗塞・脳腫瘍
視床 対側半身の全感覚消失、視床痛 脳血管障害
脊髄横断 障害高位以下の全感覚脱失+痙性麻痺 脊髄炎・外傷
脊髄中心部 感覚解離(痛覚・温度覚消失、触覚・深部感覚は保存) 脊髄空洞症
脊髄半側 ブラウンセカール症候群(同側深部感覚↓、対側痛覚・温度覚↓) 脊髄腫瘍
末梢神経(多発性) 手袋靴下型の感覚障害 多発性神経炎・糖尿病
解説画像
鍼灸 第24回(2016) 問題49|知覚障害の型と疾患の組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第24回(2016) 問題49|知覚障害の型と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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