学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ A. 感覚検査 / Q0254

理由で解く 臨床医学総論

Q0254 神経系の診察

出典:あマ指 第24回(2016) 問題47
問題
感覚鈍麻を伴う末梢神経障害がみられるのはどれか。
選択肢
1 パーキンソン病
2 ギラン・バレー症候群
3 ウィルソン病
4 アルツハイマー病
解答
正解2(ギラン・バレー症候群)
解説
✗ 1. 誤り
パーキンソン病
パーキンソン病は黒質-線条体のドパミン系(錐体外路)の変性による疾患で、安静時振戦・固縮・無動を主徴とし、感覚鈍麻を伴う末梢神経障害は特徴的でない。
✓ 2. 正しい
ギラン・バレー症候群
ギラン・バレー症候群は末梢神経の急性脱髄性疾患で、運動麻痺が主体であるが四肢遠位優位に感覚鈍麻を伴う末梢神経障害がみられる。先行感染の後に左右対称性・上行性に進行する。
✗ 3. 誤り
ウィルソン病
ウィルソン病は銅代謝異常により肝障害や錐体外路症状、角膜のKayser-Fleischer輪などを来す疾患で、感覚鈍麻を伴う末梢神経障害は特徴的でない。
✗ 4. 誤り
アルツハイマー病
アルツハイマー病は大脳の変性による認知症で、記憶障害などの高次脳機能障害を主徴とし、末梢神経障害による感覚鈍麻は特徴的でない。
ポイント
  • 糖尿病性ニューロパシーは糖尿病の三大合併症の一つで、手袋靴下型感覚障害が特徴的である。
  • 感覚鈍麻を伴う末梢神経障害は糖尿病で多くみられる。
  • 手袋靴下型の感覚障害(しびれ感、感覚鈍麻)が特徴的で、自律神経障害も合併する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 感覚の種類 検査法
表在感覚 触覚 脱脂綿・毛筆で軽く触れる
痛覚 安全ピン・針先で軽くつつく
温度覚 温湯(40〜45℃)・冷水(5〜10℃)の試験管を当てる
深部感覚 位置覚 足趾・手指を他動的に動かし方向を答えさせる
振動覚 音叉(128Hz)を骨突出部に当て振動を感じる時間を測定
深部痛覚 筋肉・腱・睾丸を強く圧迫
複合感覚 二点識別覚 コンパスで2点刺激の最短識別距離を測定
皮膚書字覚 手掌などに数字・記号を書き認識させる
立体認知 閉眼で物体を触らせ何かを認識させる
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題47|感覚鈍麻を伴う末梢神経障害がみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題47|感覚鈍麻を伴う末梢神経障害がみられるのはどれか。
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