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理由で解く 臨床医学総論

Q0251 神経系の診察

出典:あマ指 第10回(2002) 問題69
問題
デルマトームに一致した感覚障害を示すのはどれか。
選択肢
1 脳卒中
2 頸椎椎間板ヘルニア
3 糖尿病性ニューロパチー
4 ギラン・バレー症候群
解答
正解2(頸椎椎間板ヘルニア)
解説
✗ 1. 誤り
脳卒中
脳卒中(脳血管障害)は障害部位の対側に半身性の感覚障害を示し、デルマトームに一致した分節性のパターンとはならない。
✓ 2. 正しい
頸椎椎間板ヘルニア
デルマトームに一致した感覚障害は、特定の脊髄髄節またはその神経根が障害された場合に出現する。神経根障害(根性病変)では、その脊髄分節の支配する帯状の領域に感覚障害が現れる。多発性神経炎は手袋靴下型、脊髄空洞症は感覚解離、脳血管障害は半身性の感覚障害を呈し、いずれもデルマトームに一致するパターンとはならない。
✗ 3. 誤り
糖尿病性ニューロパチー
糖尿病性ニューロパチーは末梢神経の長さ依存性障害で、四肢遠位から左右対称性に手袋靴下型の感覚障害を示し、デルマトームに一致した分節性パターンとはならない。
✗ 4. 誤り
ギラン・バレー症候群
ギラン・バレー症候群は末梢神経の急性・多発性で左右対称性の脱髄性障害であり、四肢遠位から上行する感覚・運動障害を示し、デルマトームに一致した分節性パターンとはならない。
ポイント
  • デルマトームに一致した帯状感覚障害は脊髄神経根の障害を示唆する。
  • デルマトームに一致した感覚障害は、特定の脊髄髄節またはその神経根が障害された場合に出現する。
  • 神経根障害(根性病変)では、その脊髄分節の支配する帯状の領域に感覚障害が現れる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
脊髄分節 支配領域(ランドマーク)
C4 肩上部
C5 肘外側(三角筋部)
C6 母指
C7 中指
C8 小指
T4 乳頭の高さ
T10 臍の高さ
L1 鼠径部
L3 膝前面
L4 下腿内側
L5 足背・母趾
S1 足底外側・小趾
S3 膝窩
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題69|デルマトームに一致した感覚障害を示すのはどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題69|デルマトームに一致した感覚障害を示すのはどれか。
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