学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ I. 腹部 / Q0209

理由で解く 臨床医学総論

Q0209 局所の診察

出典:鍼灸 第23回(2015) 問題54
問題
肝腫大の胸腹部打診所見はどれか。
選択肢
1 濁音域の拡大
2 清音域の拡大
3 鼓音域の拡大
4 過共鳴音域の拡大
解答
正解1(濁音域の拡大)
解説
✓ 1. 正解
濁音域の拡大
✓ 正しい。 肝腫大があると打診で濁音域が拡大する。肝臓は通常右鎖骨中線上で第6肋間から肋骨弓下縁に位置し、肝腫大ではこの濁音域が下方に拡大する。清音は正常肺野、鼓音は消化管ガス、過共鳴音は肺気腫でみられる。
✗ 2. 誤り
清音域の拡大
清音域の拡大は正常肺野の拡大を意味し、肝腫大の所見ではない。
✗ 3. 誤り
鼓音域の拡大
鼓音域の拡大は消化管ガス増加を意味し、肝腫大の所見ではない。
✗ 4. 誤り
過共鳴音域の拡大
過共鳴音域の拡大は肺の過膨張を意味し、肝腫大の所見ではない。
ポイント
  • 肝腫大は打診で濁音域の拡大として検出される。
  • 肝腫大があると打診で濁音域が拡大する。
  • 肝臓は通常右鎖骨中線上で第6肋間から肋骨弓下縁に位置し、肝腫大ではこの濁音域が下方に拡大する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
腹部の所見 意味する病態
筋性防御(デファンス) 壁側腹膜への炎症波及
ブルンベルグ徴候(反跳痛) 腹膜刺激(腹膜炎)
板状硬 汎発性腹膜炎(消化管穿孔など)
グル音消失 腸管蠕動停止(腹膜炎、麻痺性イレウス)
グル音亢進(金属音) 機械的腸閉塞
マックバーネ点の圧痛 急性虫垂炎
ランツ点の圧痛 急性虫垂炎
ボアス点の圧痛 胃潰瘍
解説画像
鍼灸 第23回(2015) 問題54|肝腫大の胸腹部打診所見はどれか。 解説図
鍼灸 第23回(2015) 問題54|肝腫大の胸腹部打診所見はどれか。
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