学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ C. 血圧 / Q0063

理由で解く 臨床医学総論

Q0063 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第23回(2015) 問題53
問題
血圧について正しいのはどれか。
選択肢
1 血圧を測定する際は前腕を強く屈曲する。
2 低血圧は動脈硬化の危険因子である。
3 血圧は心臓の拡張期に最高となる。
4 収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。
解答
正解4(収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。)
解説
✗ 1. 誤り
血圧を測定する際は前腕を強く屈曲する。
血圧を測定する際、前腕は強く屈曲せず自然な状態で、前腕全体を心臓の高さにおく。
✗ 2. 誤り
低血圧は動脈硬化の危険因子である。
低血圧そのものは動脈硬化の危険因子ではない。高血圧が動脈硬化の危険因子である。
✗ 3. 誤り
血圧は心臓の拡張期に最高となる。
血圧は心臓の収縮期に最高となる。拡張期に最高となるのは誤りである。
✓ 4. 正解
収縮期血圧と拡張期血圧の差を脈圧という。
✓ 正しい。 脈圧とは収縮期血圧と拡張期血圧の差をいう。例えば血圧が140/80mmHgの場合、脈圧は60mmHgとなる。脈圧の増大は動脈硬化症や大動脈弁閉鎖不全症でみられ、減少は大動脈弁狭窄症や心タンポナーデでみられる。
ポイント
  • 脈圧=収縮期血圧−拡張期血圧であり、脈圧増大は動脈硬化で生じる
  • 脈圧とは収縮期血圧と拡張期血圧の差をいう。
  • 例えば血圧が140/80mmHgの場合、脈圧は60mmHgとなる。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
脈圧の変化 原因疾患 機序
脈圧増大 大動脈弁閉鎖不全症(AR) 拡張期の逆流で拡張期血圧低下
脈圧増大 動脈硬化症 大動脈の弾力性低下で収縮期血圧上昇
脈圧減少 大動脈弁狭窄症(AS) 駆出制限で収縮期血圧低下
脈圧減少 心タンポナーデ 心拍出量低下
解説画像
鍼灸 第23回(2015) 問題53|血圧について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第23回(2015) 問題53|血圧について正しいのはどれか。
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