学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ A. 顔貌・顔色 / Q0081

理由で解く 臨床医学総論

Q0081 全身の診察

出典:あマ指 第1回(1993) 問題66
問題
肝硬変のときにみられる顔色で正しいのはどれか。
選択肢
1 蒼白
2 紅潮
3 チアノーゼ
4 黄疸
解答
正解4(黄疸)
解説
✗ 1. 誤り
蒼白
蒼白は高度の貧血でみられる顔色変化であり、ヘモグロビン濃度の低下による。
✗ 2. 誤り
紅潮
紅潮は発熱時や精神的興奮時にみられ、多血症やクッシング症候群でもみられる。
✗ 3. 誤り
チアノーゼ
チアノーゼは還元ヘモグロビン濃度の上昇による暗紫赤色の皮膚色で、先天性心疾患や肺疾患でみられる。
✓ 4. 正解
黄疸
✓ 正しい。 肝硬変では肝細胞の障害によりビリルビンの処理能力が低下し、血中ビリルビンが上昇して黄疸を呈する。門脈圧亢進により腹壁静脈怒張(メズサの頭)、脾腫、腹水なども特徴的である。黄疸は眼球結膜や口腔粘膜で観察しやすい。
ポイント
  • 肝硬変の顔色は黄疸(ビリルビン上昇)が特徴的である。
  • 肝硬変では肝細胞の障害によりビリルビンの処理能力が低下し、血中ビリルビンが上昇して黄疸を呈する。
  • 門脈圧亢進により腹壁静脈怒張(メズサの頭)、脾腫、腹水なども特徴的である。
  • 重要用語: 肝硬変の顔色は黄疸、ビリルビン上昇、が特徴的である を正確に理解しておくこと。
比較表
顔色の変化 原因・機序 関連疾患
蒼白 ヘモグロビン濃度の低下 高度の貧血
チアノーゼ 還元ヘモグロビン濃度の上昇 先天性心疾患、肺疾患、右心不全
潮紅 毛細血管拡張・血流増加 発熱、多血症、クッシング症候群
色素沈着(黒褐色) メラニン色素の沈着 アジソン病
色素脱失(白色) メラニン色素の脱失 白色症、尋常性白斑
黄疸(黄色) 血清ビリルビン濃度の上昇 肝硬変、胆石症、溶血性貧血
解説画像
あマ指 第1回(1993) 問題66|肝硬変のときにみられる顔色で正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第1回(1993) 問題66|肝硬変のときにみられる顔色で正しいのはどれか。
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