学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ D. 呼吸 / Q0070

理由で解く 臨床医学総論

Q0070 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第33回(2025) 問題38
問題
疾患の存在を示唆する呼吸の異常で最も適切なのはどれか。
選択肢
1 頻呼吸
2 徐呼吸
3 息切れ
4 起坐呼吸
解答
正解4(起坐呼吸)
解説
✗ 1. 誤り
頻呼吸
頻呼吸は発熱、肺炎、心不全など多くの疾患でみられる非特異的な所見であり、特定の疾患を示唆しにくい。
✗ 2. 誤り
徐呼吸
徐呼吸は脳圧亢進やモルヒネ中毒などでみられるが、非特異的な所見である。
✗ 3. 誤り
息切れ
息切れ(呼吸困難感)は心疾患、肺疾患、貧血など多くの病態で出現する非特異的な症状である。
✓ 4. 正解
起坐呼吸
✓ 正しい。 起坐呼吸は心不全の存在を強く示唆する特異的な呼吸異常である。心不全患者が仰臥位をとれず、座位や半座位で呼吸する状態は重症心不全の重要な徴候である。頻呼吸・徐呼吸・息切れは多くの疾患でみられる非特異的な所見であり、特定の疾患を示唆する力は弱い。
ポイント
  • 起坐呼吸は心不全を強く示唆する特異的な呼吸異常所見
  • 起坐呼吸は心不全の存在を強く示唆する特異的な呼吸異常である。
  • 心不全患者が仰臥位をとれず、座位や半座位で呼吸する状態は重症心不全の重要な徴候である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
呼吸異常 特異性 示唆する疾患 臨床的意義
起坐呼吸 高い うっ血性心不全 仰臥位不能→重症心不全を強く示唆
頻呼吸 低い 心不全、肺炎、発熱など多数 非特異的、多くの疾患で出現
徐呼吸 中程度 脳圧亢進、モルヒネ中毒 やや限定的だが非特異的
息切れ(呼吸困難) 低い 心疾患、肺疾患、貧血など 非特異的な自覚症状
解説画像
あマ指 第33回(2025) 問題38|疾患の存在を示唆する呼吸の異常で最も適切なのはどれか。 解説図
あマ指 第33回(2025) 問題38|疾患の存在を示唆する呼吸の異常で最も適切なのはどれか。
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