学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ B. 脈拍 / Q0049

理由で解く 臨床医学総論

Q0049 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第30回(2022) 問題44
問題
徐脈がみられるのはどれか。
選択肢
1 うっ血性心不全
2 甲状腺機能亢進症
3 出血性ショック
4 頭蓋内圧亢進
解答
正解4(頭蓋内圧亢進)
解説
✗ 1. 誤り
うっ血性心不全
うっ血性心不全では心拍出量低下の代償として頻脈をきたす。徐脈ではない。
✗ 2. 誤り
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症では基礎代謝亢進により頻脈をきたす。徐脈ではない。
✗ 3. 誤り
出血性ショック
出血性ショックでは循環血液量の減少を代償するため頻脈をきたす。徐脈ではない。
✓ 4. 正解
頭蓋内圧亢進
✓ 正しい。 頭蓋内圧亢進では延髄の血管運動中枢や迷走神経核が圧迫・刺激されることで、徐脈・高血圧・呼吸異常を呈する(クッシング反応)。頭蓋内圧亢進は脳腫瘍、脳出血、水頭症などで起こる。うっ血性心不全・甲状腺機能亢進症・出血性ショックはいずれも頻脈をきたす。
ポイント
  • 頭蓋内圧亢進はクッシング反応として徐脈・高血圧を呈する
  • 頭蓋内圧亢進では延髄の血管運動中枢や迷走神経核が圧迫・刺激されることで、徐脈・高血圧・呼吸異常を呈する(クッシング反応)。
  • 頭蓋内圧亢進は脳腫瘍、脳出血、水頭症などで起こる。
  • 重要用語: 高血圧を呈する、徐脈がみられるのはどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 基準 原因疾患・病態
頻脈 100/分以上 貧血、心不全、甲状腺機能亢進症、発熱、大量出血、褐色細胞腫
徐脈 60/分以下 甲状腺機能低下症、脳圧亢進、房室ブロック、腸チフス(相対的徐脈)
高度徐脈 40/分以下 完全房室ブロック → アダムス-ストークス症候群の危険
解説画像
あマ指 第30回(2022) 問題44|徐脈がみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第30回(2022) 問題44|徐脈がみられるのはどれか。
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