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理由で解く 臨床医学総論

Q0012 診察の方法

出典:鍼灸 第26回(2018) 問題53
問題
視診所見と疾患の組み合わせで正しいのはどれか。
選択肢
1 へバーデン結節 ― 関節リウマチ
2 眼瞼下垂 ― 甲状腺機能亢進症
3 メズサの頭 ― 肝硬変
4 ばち指 ― 糖尿病
解答
正解3(メズサの頭――――――肝硬変)
解説
✗ 1. 誤り
へバーデン結節 ― 関節リウマチ
ヘバーデン結節は変形性関節症(DIP関節の骨性腫大)の所見であり、関節リウマチではない。関節リウマチではPIP関節やMCP関節が侵される。
✗ 2. 誤り
眼瞼下垂 ― 甲状腺機能亢進症
眼瞼下垂は重症筋無力症でみられる所見であり、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)では眼球突出がみられる。
✓ 3. 正解
メズサの頭 ― 肝硬変
✓ 正しい。 メズサの頭(メドゥーサの頭)は肝硬変で門脈圧亢進が生じた際に、臍周囲の皮下静脈が怒張して放射状に拡張した所見である。門脈圧亢進により門脈系と大静脈系の間に側副血行路が形成されることで出現する。肝硬変ではクモ状血管腫や手掌紅斑もみられる。
✗ 4. 誤り
ばち指 ― 糖尿病
ばち指は慢性呼吸器疾患(肺気腫、肺癌など)でみられる所見であり、糖尿病とは関連しない。
ポイント
  • メズサの頭は肝硬変の門脈圧亢進による臍周囲の静脈怒張
  • メズサの頭(メドゥーサの頭)は肝硬変で門脈圧亢進が生じた際に、臍周囲の皮下静脈が怒張して放射状に拡張した所見である。
  • 門脈圧亢進により門脈系と大静脈系の間に側副血行路が形成されることで出現する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
視診所見 疾患 部位 機序
メズサの頭 肝硬変 臍周囲 門脈圧亢進→臍傍静脈の怒張
クモ状血管腫 肝硬変 上半身 エストロゲン代謝障害
手掌紅斑 肝硬変 手掌 エストロゲン代謝障害
ヘバーデン結節 変形性関節症 DIP関節 加齢による関節軟骨の変性
ばち指 肺気腫、肺癌 指先 慢性低酸素による軟部組織増殖
解説画像
鍼灸 第26回(2018) 問題53|視診所見と疾患の組み合わせで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第26回(2018) 問題53|視診所見と疾患の組み合わせで正しいのはどれか。
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