学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ H. 精神科疾患 / Q1485

理由で解く 臨床医学各論

Q1485 その他の領域

出典:鍼灸 第23回(2015) 問題70
問題
パニック障害の症状はどれか。
選択肢
1 息苦しさ
2 嗄声
3 妄想
4 幻聴
解答
正解1(息苦しさ)
解説
✓ 1. 正しい
息苦しさ
パニック障害では突然の強い不安発作(パニック発作)が繰り返し起こり、息苦しさ(呼吸困難・窒息感)が代表的な身体症状として出現する。パニック発作時には動悸、発汗、めまい、胸痛、死の恐怖なども伴い、発作は予期しない状況で突然起こる。通常10〜20分程度でピークに達し、30分〜1時間以内に消退する。
✗ 2. 誤り
嗄声
嗄声(声がれ)は声帯ポリープ、反回神経麻痺、喉頭癌などの喉頭疾患の症状であり、パニック障害ではみられない。パニック障害は不安障害であり、喉頭の器質的・機能的変化は生じない。
✗ 3. 誤り
妄想
妄想は統合失調症の陽性症状として代表的であり、関係妄想・被害妄想・注察妄想などがみられる。パニック障害は不安障害であり、妄想は生じない。パニック障害では現実認知は保たれている。
✗ 4. 誤り
幻聴
幻聴は統合失調症の陽性症状として代表的であり、自分の悪口が聞こえる、命令する声が聞こえるなどの体験がある。パニック障害は不安障害であり、幻聴は生じない。
ポイント
  • パニック障害は不安障害に分類され、突然の息苦しさ(呼吸困難)・動悸・発汗・めまい・胸痛・死の恐怖などを伴うパニック発作が繰り返し起こる。
  • パニック発作は予期しない状況で突然起こり、通常10〜20分でピークに達し、30分〜1時間以内に消退する。予期不安や広場恐怖を伴うこともある。
  • 嗄声は喉頭疾患の症状、妄想・幻聴は統合失調症の陽性症状であり、いずれもパニック障害の症状ではない。パニック障害では現実認知が保たれ、幻覚や妄想は生じない。
  • 重要用語: パニック障害、息苦しさ、パニック発作、予期不安、広場恐怖 を正確に理解しておくこと。
比較表
症状 該当する疾患 パニック障害との関係
息苦しさ・動悸 パニック障害 パニック発作の典型的身体症状
嗄声 喉頭疾患 無関係
妄想 統合失調症 無関係
幻聴 統合失調症 無関係
解説画像
鍼灸 第23回(2015) 問題70|パニック障害の症状はどれか。 解説図
鍼灸 第23回(2015) 問題70|パニック障害の症状はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手