学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0045

理由で解く 臨床医学各論

Q0045 感染症

出典:鍼灸 第23回(2015) 問題69
問題
帯状庖疹の治療に用いられるのはどれか。
選択肢
1 抗菌薬
2 抗真菌薬
3 抗ウイルス薬
4 抗寄生虫薬
解答
正解3(抗ウイルス薬)
解説
✗ 1. 誤り
抗菌薬
抗菌薬は細菌感染症に対する治療薬である。帯状疱疹はウイルス性疾患であるため、抗菌薬は原因治療としては無効である。ただし、水疱部位に二次的な細菌感染を合併した場合には補助的に使用されることがある。
✗ 2. 誤り
抗真菌薬
抗真菌薬は真菌(カビ)感染症に対する治療薬であり、帯状疱疹には無効である。真菌感染症の例としてカンジダ症、白癬などがある。
✓ 3. 正しい
抗ウイルス薬
帯状疱疹は水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV)の再活性化によるウイルス感染症であり、抗ウイルス薬が治療の基本である。アシクロビルはウイルスDNA合成を阻害する薬剤で、発症早期(72時間以内)に投与を開始することが重要である。疼痛には非ステロイド系抗炎症薬も併用される。
✗ 4. 誤り
抗寄生虫薬
抗寄生虫薬は寄生虫感染症に対する治療薬であり、帯状疱疹には無効である。マラリアやアメーバ赤痢などに使用される。
ポイント
  • 帯状疱疹はウイルス性疾患であるため「抗ウイルス薬(アシクロビル)」が治療の基本である。感染症の原因微生物に対応した治療薬の選択が重要である。
  • 帯状疱疹の後遺症として帯状疱疹後神経痛(PHN)があり、疼痛が数カ月〜数年持続することがある。
  • 重要用語: アシクロビル, 水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV), 抗ウイルス薬 を正確に理解しておくこと。
比較表
治療薬の種類 対象となる微生物 代表的薬剤 対象疾患の例
抗菌薬 細菌 ペニシリン、セフェム系 肺炎、赤痢
抗ウイルス薬 ウイルス アシクロビル、ザナミビル 帯状疱疹、インフルエンザ
抗真菌薬 真菌 フルコナゾール カンジダ症、白癬
抗寄生虫薬 寄生虫 メトロニダゾール マラリア、アメーバ赤痢
解説画像
鍼灸 第23回(2015) 問題69|帯状庖疹の治療に用いられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第23回(2015) 問題69|帯状庖疹の治療に用いられるのはどれか。
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