学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ F. 眼科疾患 / Q1421

理由で解く 臨床医学各論

Q1421 その他の領域

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題66
問題
眼疾患と所見との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 アレルギー性結膜炎 ― 眼瞼腫脹
2 緑内障 ― 水晶体混濁
3 白内障 ― ブドウ膜炎
4 角膜炎 ― 眼圧亢進
解答
正解1(アレルギー性結膜炎 ── 眼瞼腫脹)
解説
✓ 1. 正しい
アレルギー性結膜炎 ― 眼瞼腫脹
アレルギー性結膜炎は花粉などに対するアレルギー性炎症が結膜に及ぶもので、結膜充血、眼脂、流涙のほか、眼瞼腫脹感やかゆみが強く認められる。アレルギー性鼻炎にも合併しやすい。I型アレルギー反応により肥満細胞からヒスタミンが遊離されることで、眼瞼の腫脹や掻痒感が生じる。
✗ 2. 誤り
緑内障 ― 水晶体混濁
水晶体混濁は白内障の所見である。緑内障の特徴的所見は眼圧亢進、視神経乳頭の陥凹拡大、視野欠損である。緑内障と白内障は異なる疾患であり混同しないこと。
✗ 3. 誤り
白内障 ― ブドウ膜炎
ブドウ膜炎はベーチェット病やサルコイドーシスなどに伴う所見であり、白内障の所見ではない。白内障の所見は水晶体の混濁と視力低下である。
✗ 4. 誤り
角膜炎 ― 眼圧亢進
眼圧亢進は緑内障の所見であり、角膜炎の所見ではない。角膜炎では眼痛、流涙、毛様充血がみられ、細隙灯顕微鏡検査で角膜混濁や組織欠損が確認される。
ポイント
  • 各眼疾患の特徴的所見を正確に対応づけることが重要である。水晶体混濁=白内障、眼圧亢進=緑内障、ブドウ膜炎=ベーチェット病・サルコイドーシス、眼瞼腫脹=アレルギー性結膜炎、という関係を整理して覚える。
  • アレルギー性結膜炎はI型アレルギーにより肥満細胞からヒスタミンが遊離され、眼瞼腫脹・掻痒感・結膜充血が生じる。アレルギー性鼻炎に合併しやすく、抗アレルギー点眼薬が治療の基本である。
  • 角膜炎の特徴的所見は眼痛・流涙・毛様充血・角膜混濁であり、眼圧亢進は伴わない。細隙灯顕微鏡検査で診断する。
  • 重要用語: アレルギー性結膜炎, 眼瞼腫脹, 緑内障, 白内障, 角膜炎 を正確に理解しておくこと。
比較表
眼疾患 特徴的所見
アレルギー性結膜炎 眼瞼腫脹、結膜充血、掻痒感、流涙
緑内障 眼圧亢進、視野欠損、視神経乳頭陥凹
白内障 水晶体混濁、視力低下
角膜炎 眼痛、流涙、毛様充血、角膜混濁
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題66|眼疾患と所見との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題66|眼疾患と所見との組合せで正しいのはどれか。
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