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理由で解く 臨床医学各論

Q1422 その他の領域

出典:鍼灸 第22回(2014) 問題70
問題
緑内障でみられるのはどれか。
選択肢
1 結膜の炎症
2 眼球の陥凹
3 水晶体の混濁
4 視野の障害
解答
正解4(視野の障害)
解説
✗ 1. 誤り
結膜の炎症
結膜の炎症は結膜炎の所見であり、緑内障の主要所見ではない。ただし緑内障急性発作時には結膜の充血がみられることがあるが、結膜炎とは病態が異なる。
✗ 2. 誤り
眼球の陥凹
眼球の陥凹(眼球陥入)はホルネル症候群や眼窩内脂肪の減少、脱水などでみられる所見であり、緑内障ではみられない。緑内障ではむしろ急性発作時に眼圧上昇による眼球硬化がみられる。
✗ 3. 誤り
水晶体の混濁
水晶体の混濁は白内障の所見である。白内障は加齢性が最も多く、糖尿病やアトピーでも生じる。緑内障は視神経の障害であり水晶体の混濁とは無関係である。
✓ 4. 正しい
視野の障害
緑内障では眼圧亢進により視神経が障害され、視野障害が特徴的にみられる。初期には鼻側の視野から欠損が始まり(マリオット盲点の拡大)、進行すると求心性に視野が狭窄する。中心視野は比較的最後まで残るため、視野障害を自覚するのはかなり末期になってからのことが多い。
ポイント
  • 緑内障の本質は眼圧上昇による視神経障害であり、その結果として視野障害が生じる。40歳以上の有病率は3.6%と高い。
  • 緑内障は原発性・続発性・先天性に分類され、原発性開放隅角緑内障が最も多い。眼圧が正常でも視神経が障害される正常眼圧緑内障もある。
  • 結膜炎症=結膜炎、眼球陥凹=ホルネル症候群、水晶体混濁=白内障であり、それぞれ緑内障とは異なる病態である。
  • 重要用語: 緑内障, 視野障害, 眼圧亢進, 視神経乳頭陥凹 を正確に理解しておくこと。
比較表
眼科疾患 障害部位 主症状 治療
緑内障 視神経 視野障害 眼圧下降(薬物・手術)
白内障 水晶体 視力低下・霧視 水晶体摘出手術
結膜炎 結膜 充血・眼脂・流涙 点眼薬
解説画像
鍼灸 第22回(2014) 問題70|緑内障でみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第22回(2014) 問題70|緑内障でみられるのはどれか。
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