学習トップ理由で解く 臨床医学各論第8章 ▸ I. その他の整形外科疾患 / Q0878

理由で解く 臨床医学各論

Q0878 整形外科疾患

出典:鍼灸 第22回(2014) 問題69
問題
疾患と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 上腕骨外側上顆炎 ― チェアテスト
2 胸郭出口症候群 ― スピードテスト
3 手根管症候群 ― ライトテスト
4 腱板炎 ― ファレンテスト
解答
正解1(上腕骨外側上顆炎 ―― チェアテスト)
解説
✓ 1. 正しい
上腕骨外側上顆炎 ― チェアテスト
チェアテスト(椅子挙上テスト)は上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の誘発テストである。 前腕回内位で椅子を持ち上げさせると、前腕伸筋群の起始部である外側上顆に疼痛が誘発される。トムゼンテスト(手関節背屈に抵抗を加える)やミドルフィンガーテスト(中指伸展に抵抗を加える)とともに外側上顆炎の代表的な検査法である。
✗ 2. 誤り
胸郭出口症候群 ― スピードテスト
スピードテスト(Speed test)は上腕二頭筋長頭腱炎の検査法であり、胸郭出口症候群の検査ではない。 肘関節伸展・前腕回外位で肩関節を前方挙上させ、抵抗を加えて結節間溝部の疼痛を誘発する。胸郭出口症候群にはアドソンテスト・エデンテスト・ライトテストを用いる。
✗ 3. 誤り
手根管症候群 ― ライトテスト
ライトテスト(Wright test)は胸郭出口症候群(過外転症候群)の検査法であり、手根管症候群の検査ではない。 手根管症候群にはファレンテスト(手関節掌屈位保持)やティネル徴候(手根管部叩打)を用いる。
✗ 4. 誤り
腱板炎 ― ファレンテスト
ファレンテスト(Phalen test)は手根管症候群の検査法であり、腱板炎の検査ではない。 手関節を最大掌屈位に保持し正中神経領域のしびれの再現を確認する。腱板炎にはドロップアームテストやペインフルアークサインなどを用いる。
ポイント
  • チェアテストは上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の誘発テストで、前腕伸筋群の起始部に疼痛が誘発される
  • 選択肢2〜4はいずれも疾患と検査の組合せが入れ替わっており、正しい対応を整理して覚える必要がある
  • 胸郭出口症候群=アドソン・ライト、手根管症候群=ファレン・ティネル、腱板炎=ドロップアームが正しい組合せである
  • 重要用語: チェアテスト, 上腕骨外側上顆炎, スピードテスト, ライトテスト, ファレンテスト を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 正しい徒手検査 選択肢の誤った組合せ
上腕骨外側上顆炎(テニス肘) チェアテスト・トムゼンテスト
胸郭出口症候群 アドソンテスト・ライトテスト スピードテスト
手根管症候群 ファレンテスト・ティネル徴候 ライトテスト
腱板炎 ドロップアームテスト ファレンテスト
上腕二頭筋長頭腱炎 スピードテスト・ヤーガソンテスト
解説画像
鍼灸 第22回(2014) 問題69|疾患と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第22回(2014) 問題69|疾患と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手