学習トップ理由で解く 臨床医学各論第12章 ▸ B. 膠原病 / Q1295

理由で解く 臨床医学各論

Q1295 リウマチ性疾患・膠原病

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題65
問題
疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 再生不良性貧血 ― ハンター舌炎
2 悪性リンパ腫 ― レイノー現象
3 皮膚筋炎 ― 陰部潰瘍
4 ベーチェット病 ― 口腔内アフタ性潰瘍
解答
正解4(ベーチェット病 ─── 口腔内アフタ性潰瘍)
解説
✗ 1. 誤り
再生不良性貧血 ― ハンター舌炎
ハンター舌炎(Hunter舌炎)はビタミンB12欠乏による悪性貧血(巨赤芽球性貧血)の症状であり、再生不良性貧血ではみられない。舌の乳頭萎縮と平滑化により赤く光沢のある舌となり、灼熱感や味覚障害を伴う。再生不良性貧血では汎血球減少が主徴である。
✗ 2. 誤り
悪性リンパ腫 ― レイノー現象
レイノー現象は寒冷刺激やストレスにより手指の細動脈が攣縮し、白色→紫色→紅潮と三相性の色調変化を呈する現象である。全身性硬化症(強皮症)やSLEなどの膠原病でみられ、悪性リンパ腫の症状ではない。
✗ 3. 誤り
皮膚筋炎 ― 陰部潰瘍
陰部潰瘍はベーチェット病の四大主症状の一つであり、皮膚筋炎の症状ではない。皮膚筋炎ではヘリオトロープ疹(上眼瞼の紫紅色浮腫性紅斑)やゴットロン丘疹、近位筋の筋力低下が特徴的である。
✓ 4. 正しい
ベーチェット病 ― 口腔内アフタ性潰瘍
ベーチェット病の四大主症状は口腔内アフタ性潰瘍、陰部潰瘍、皮膚症状(結節性紅斑様皮疹など)、ぶどう膜炎である。口腔内アフタ性潰瘍はほぼ全例(98%以上)にみられ、有痛性で再発を繰り返す。HLA-B51との関連も重要である。
ポイント
  • ベーチェット病の四大主症状は「口腔アフタ・陰部潰瘍・皮膚症状・ぶどう膜炎」であり、確実に暗記する
  • ハンター舌炎は悪性貧血(ビタミンB12欠乏)の症状であり、再生不良性貧血と混同しないこと
  • レイノー現象は全身性硬化症の約90%にみられ、しばしば初発症状となる
  • 重要用語: アフタ性潰瘍、四大主症状、ハンター舌炎、レイノー現象 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 正しい特徴的症状
再生不良性貧血 汎血球減少(出血・感染・貧血)
悪性貧血 ハンター舌炎、巨赤芽球性貧血
悪性リンパ腫 無痛性リンパ節腫脹
皮膚筋炎 ヘリオトロープ疹、ゴットロン丘疹
ベーチェット病 口腔内アフタ性潰瘍、陰部潰瘍
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題65|疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題65|疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。
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