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理由で解く 臨床医学各論

Q1416 その他の領域

出典:あマ指 第11回(2003) 問題88
問題
緑内障と関係ないのはどれか。
選択肢
1 硝子体混濁
2 視神経萎縮
3 視野欠損
4 眼圧上昇
解答
正解1(硝子体混濁)
解説
✓ 1. 誤り
硝子体混濁
硝子体混濁は硝子体中に炎症産物や出血が混入して生じるもので、ブドウ膜炎や硝子体出血、加齢による硝子体変性などが原因である。緑内障の病態は房水排出障害による眼圧上昇と視神経障害であり、硝子体混濁とは関係がない。硝子体混濁は飛蚊症の原因となる。
✗ 2.
視神経萎縮
✗ 正しい。緑内障では眼圧上昇により視神経乳頭が持続的に障害され、最終的に視神経萎縮が生じる。視神経乳頭の陥凹拡大は緑内障の重要な所見である。
✗ 3.
視野欠損
✗ 正しい。視野欠損は緑内障の代表的な症状である。鼻側の視野から欠損が始まり(マリオット盲点の拡大)、進行すると求心性に視野が狭窄する。中心視野は比較的最後まで残るため、自覚は遅れやすい。
✗ 4.
眼圧上昇
✗ 正しい。眼圧上昇は緑内障の本態的病態である。房水の産生と排出のバランスが崩れ、眼圧が上昇することで視神経が障害される。
ポイント
  • 緑内障の3大特徴は「眼圧上昇」「視神経萎縮(視神経乳頭陥凹拡大)」「視野欠損」であり、硝子体混濁は緑内障とは無関係である。
  • 硝子体混濁はブドウ膜炎や硝子体出血、加齢による硝子体変性で生じるものであり、飛蚊症の原因となる。緑内障の病態とは区別すること。
  • 緑内障の診断には眼圧検査、視野測定、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査が用いられ、治療は眼圧下降を目的とした薬物療法・レーザー治療・手術療法を行う。
  • 重要用語: 緑内障, 硝子体混濁, 視神経萎縮, 視野欠損, 眼圧上昇 を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 緑内障との関係 関連する他の疾患
眼圧上昇 あり(本態的病態)
視神経萎縮 あり(進行期の結果) 視神経炎など
視野欠損 あり(特徴的症状) 網膜色素変性症など
硝子体混濁 なし ブドウ膜炎、硝子体出血
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題88|緑内障と関係ないのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題88|緑内障と関係ないのはどれか。
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