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理由で解く 臨床医学各論

Q1318 その他の領域

出典:あマ指 第34回(2026) 問題56
問題
小児夜尿症への対応について最も適切なのはどれか。
選択肢
1 冷え対策を行う。
2 尿意を感じたらすぐに排尿するトレーニングを行う。
3 就寝前に十分な水分を補給する。
4 抗うつ薬を投与する。
解答
正解1(冷え対策を行う)
解説
✓ 1. 正しい
冷え対策を行う。
小児夜尿症への対応として冷え対策は適切である。冬季に夜尿症が悪化し、手足が冷たくなりがちの夜尿症には、就寝前に入浴させ、布団も温めておくようにして冷え対策を行う。冷えは膀胱の機能的容量を低下させ排尿反射を亢進させるため、夜尿を悪化させる要因となる。
✗ 2. 誤り
尿意を感じたらすぐに排尿するトレーニングを行う。
尿意を感じたらすぐに排尿するトレーニングは夜尿症の改善には適切でない。排尿機能未熟型に対して「帰宅後、尿意を感じた際にぎりぎりまで排尿を抑制させ、機能的膀胱容量を拡大していく」排尿抑制訓練がある。すぐに排尿させるのではなく、むしろ我慢させて膀胱容量を拡大することが目的である。
✗ 3. 誤り
就寝前に十分な水分を補給する。
就寝前に十分な水分を補給することは夜尿症を悪化させる。多量遺尿型への対応として夕方から厳しく制限(汁ものかお茶で100ml)する。午前中にたっぷり水分を摂取し、午後から控えめにし、夕方から厳しく制限するという日内リズムの調整が重要である。
✗ 4. 誤り
抗うつ薬を投与する。
抗うつ薬の投与は夜尿症への対応の第一選択ではない。幼児期にみられる夜尿小児は生活指導のみを行う、まず生活指導(水分の日内リズム調整、冷え対策、排尿抑制訓練)を行うことが基本である。薬物療法は生活指導で改善しない場合に検討される。
ポイント
  • 小児夜尿症の対応は、まず生活指導(冷え対策、水分の日内リズム調整、排尿抑制訓練)が基本であり、幼児期には生活指導のみを行う。
  • 多量遺尿型では午前中にたっぷり水分を摂取し、午後は控えめ、夕方からは厳しく制限する。
  • 排尿機能未熟型では尿意をぎりぎりまで我慢させ、機能的膀胱容量を拡大する訓練を行う。
  • 重要用語: 小児夜尿症、冷え対策、水分制限、排尿抑制訓練 を正確に理解しておくこと。
比較表
夜尿症のタイプ 主な生活指導
多量遺尿型 水分摂取の日内リズム調整(午前たっぷり→夕方から厳しく制限)
排尿機能未熟型 排尿抑制訓練(尿意をぎりぎりまで我慢し膀胱容量を拡大)
冷え悪化型 就寝前の入浴、布団を温めるなどの冷え対策
解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題56|小児夜尿症への対応について最も適切なのはどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題56|小児夜尿症への対応について最も適切なのはどれか。
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