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理由で解く 臨床医学各論

Q1287 リウマチ性疾患・膠原病

出典:鍼灸 第18回(2010) 問題71
問題
ベーチェット病の特徴的な症状でないのはどれか。
選択肢
1 ブドウ膜炎
2 中耳炎
3 口腔内アフタ性潰瘍
4 陰部潰瘍
解答
正解2(中耳炎)
解説
✗ 1.
ブドウ膜炎
✗ 正しい。ぶどう膜炎はベーチェット病の四大主症状の一つであり、特徴的な症状である。前部ぶどう膜炎と後部ぶどう膜炎の両方をきたし、発作を繰り返すたびに視力が低下して失明の原因となる。
✓ 2. 誤り
中耳炎
中耳炎はベーチェット病の特徴的症状には含まれない。中耳炎は主に細菌感染やウイルス感染による耳鼻科疾患であり、ベーチェット病の全身性血管炎とは病態が異なる。ベーチェット病では耳鼻科領域の症状は主症状に含まれない。
✗ 3.
口腔内アフタ性潰瘍
✗ 正しい。口腔内アフタ性潰瘍は四大主症状の中で最も頻度が高く(約98%)、ほぼ全例にみられる。初発症状となることが多く、有痛性の円形~楕円形の潰瘍が口腔粘膜に反復して出現する。
✗ 4.
陰部潰瘍
✗ 正しい。陰部潰瘍は四大主症状の一つであり、特徴的な症状である。男性では陰嚢、女性では大小陰唇に有痛性の潰瘍が出現し、瘢痕を残して治癒する。
ポイント
  • ベーチェット病の四大主症状は、口腔内アフタ性潰瘍、皮膚症状(結節性紅斑・毛嚢炎様皮疹)、ぶどう膜炎、外陰部潰瘍である。
  • 四大主症状に含まれない症状(中耳炎など)を問う出題は頻出である。
  • 副症状として関節炎、副睾丸炎、消化器病変(回盲部潰瘍)、血管病変、中枢神経病変がある。
  • HLA-B51との関連があり、針反応(皮膚の被刺激性亢進)が陽性となる。
  • 重要用語: 四大主症状、針反応、HLA-B51、口腔内アフタ性潰瘍 を正確に理解しておくこと。
比較表
区分 症状 補足
主症状 口腔内アフタ性潰瘍 最高頻度(約98%)、初発症状
主症状 皮膚症状(結節性紅斑・毛嚢炎様皮疹) 針反応陽性
主症状 ぶどう膜炎 失明原因、前部・後部
主症状 外陰部潰瘍 有痛性、瘢痕を残す
副症状 関節炎、副睾丸炎、消化器病変、血管病変、中枢神経病変 特殊病型に関連
解説画像
鍼灸 第18回(2010) 問題71|ベーチェット病の特徴的な症状でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第18回(2010) 問題71|ベーチェット病の特徴的な症状でないのはどれか。
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