学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ D. 出血性素因 / Q1042

理由で解く 臨床医学各論

Q1042 血液・造血器疾患

出典:鍼灸 第13回(2005) 問題77
問題
血液疾患と症状との組合せで最も関連の低いのはどれか。
選択肢
1 白血病 ― 発熱
2 悪性リンパ腫 ― 貧血
3 血小板減少性紫斑病 ― リンパ節腫大
4 血友病 ― 関節内出血
解答
正解3(血小板減少性紫斑病 ― リンパ節腫大)
解説
✗ 1.
白血病 ― 発熱
✗ 正しい。白血病では白血病細胞の増殖により正常白血球が減少し、免疫機能が低下するため、肺炎や敗血症などの感染症を併発しやすく、発熱がみられる。易感染性は白血病の三大症状の一つである。
✗ 2.
悪性リンパ腫 ― 貧血
✗ 正しい。悪性リンパ腫では進行に伴い骨髄浸潤により赤血球産生が障害され、貧血を呈することがある。また、腫瘍による全身消耗や食欲不振も貧血の一因となる。
✓ 3. 誤り
血小板減少性紫斑病 ― リンパ節腫大
血小板減少性紫斑病(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)では血小板減少による出血傾向(皮膚の点状出血・紫斑、鼻出血、歯肉出血、性器出血など)が主症状であり、リンパ節腫大はみられない。リンパ節腫大は悪性リンパ腫や白血病の特徴的な所見である。
✗ 4.
血友病 ― 関節内出血
✗ 正しい。血友病では凝固因子(第VIII因子または第IX因子)の欠乏により、関節内出血(血友病性関節症)が特徴的にみられる。膝関節、肘関節、足関節に好発し、繰り返す関節内出血により関節の変形・拘縮をきたすことがある。
ポイント
  • ITPの主症状は皮膚・粘膜からの表在性出血であり、リンパ節腫大は認めない。
  • リンパ節腫大がみられる血液疾患:悪性リンパ腫(無痛性)、白血病(白血病細胞の浸潤による)である。
  • 血友病の関節内出血は深部出血の代表であり、ITPの点状出血・紫斑(表在性出血)とは出血パターンが異なる。
  • 重要用語: ITP、リンパ節腫大、出血傾向、関節内出血 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第13回(2005) 問題77|血液疾患と症状との組合せで最も関連の低いのはどれか。 解説図
鍼灸 第13回(2005) 問題77|血液疾患と症状との組合せで最も関連の低いのはどれか。
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