学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ C. リンパ網内系疾患 / Q1033

理由で解く 臨床医学各論

Q1033 血液・造血器疾患

出典:鍼灸 第26回(2018) 問題64
問題
感染症に罹患しやすいのはどれか。
選択肢
1 血友病
2 悪性リンパ腫
3 鉄欠乏性貧血
4 遺伝性球状赤血球症
解答
正解2(悪性リンパ腫)
解説
✗ 1. 誤り
血友病
血友病は第VIII因子(血友病A)または第IX因子(血友病B)の凝固因子欠乏による出血性疾患である。免疫機能は正常であり、感染症への感受性は特に高くない。出血傾向が主症状である。
✓ 2. 正しい
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫はリンパ球が腫瘍化する造血器腫瘍であり、免疫機能を担うリンパ球の異常により免疫不全状態となる。そのため、日和見感染症を含む各種感染症に罹患しやすい。また、化学療法による骨髄抑制も感染リスクをさらに高める。
✗ 3. 誤り
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は鉄不足によるヘモグロビン合成障害による小球性低色素性貧血であり、免疫機能に直接影響しない。感染症罹患リスクの上昇は特徴的ではない。
✗ 4. 誤り
遺伝性球状赤血球症
遺伝性球状赤血球症は赤血球膜の構造異常による溶血性貧血であり、赤血球の浸透圧抵抗減弱が特徴である。免疫不全はきたさず、感染症に罹患しやすいという特徴はない。
ポイント
  • 感染症に罹患しやすい血液疾患:悪性リンパ腫、白血病、再生不良性貧血など、免疫機能や正常白血球の減少をきたす疾患である。
  • 悪性リンパ腫では免疫機能の低下により、細菌・ウイルス・真菌・原虫などの日和見感染症に注意が必要である。
  • 免疫機能に影響しない貧血(鉄欠乏性貧血、遺伝性球状赤血球症など)では易感染性はみられない。
  • 重要用語: 悪性リンパ腫、免疫不全、日和見感染症 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第26回(2018) 問題64|感染症に罹患しやすいのはどれか。 解説図
鍼灸 第26回(2018) 問題64|感染症に罹患しやすいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手