学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0066

理由で解く 臨床医学各論

Q0066 感染症

出典:鍼灸 第26回(2018) 問題65
問題
感染症について正しいのはどれか。
選択肢
1 インフルエンザウィルス感染は迅速な検査が可能である。
2 麻疹は「三日ばしか」と言われている。
3 帯状疱疹は単純ヘルペスウィルスによる感染である。
4 梅毒はクラミジアによる感染である。
解答
正解1(インフルエンザウィルス感染は迅速な検査が可能である。)
解説
✓ 1. 正しい
インフルエンザウィルス感染は迅速な検査が可能である。
インフルエンザウイルス感染は迅速診断キットにより15~20分程度で検査結果が得られる。鼻咽頭拭い液からウイルス抗原を検出し、A型・B型の判別も可能である。早期診断により抗インフルエンザ薬の早期投与が可能となる。
✗ 2. 誤り
麻疹は「三日ばしか」と言われている。
「三日ばしか」と言われているのは風疹であり、麻疹ではない。2~3日で軽快するので、俗に"三日ばしか"ともよばれるとされている。麻疹は「はしか」と呼ばれ、発疹が約1週間持続し二峰性発熱を特徴とする。
✗ 3. 誤り
帯状疱疹は単純ヘルペスウィルスによる感染である。
帯状疱疹は単純ヘルペスウイルス(HSV)ではなく、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化による感染症である。単純ヘルペスウイルスは口唇ヘルペス(HSV-1)や性器ヘルペス(HSV-2)の原因である。
✗ 4. 誤り
梅毒はクラミジアによる感染である。
梅毒はクラミジアではなく梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)によるスピロヘータ感染症である。クラミジアは性器クラミジア感染症の原因である。
ポイント
  • 感染症の病原体・特徴の正確な知識は頻出テーマ。「三日ばしか=風疹(麻疹ではない)」「帯状疱疹=VZV(HSVではない)」「梅毒=梅毒トレポネーマ(クラミジアではない)」の区別を確実にすること。
  • インフルエンザの迅速診断キットは臨床現場で広く使用されており、早期診断・早期治療の要となっている。
  • 重要用語: 迅速診断キット, 三日ばしか(風疹), VZV(帯状疱疹), 梅毒トレポネーマ を正確に理解しておくこと。
比較表
感染症 正しい病原体 よくある誤りの病原体
帯状疱疹 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV) 単純ヘルペスウイルス(HSV)
梅毒 梅毒トレポネーマ クラミジア
麻疹 麻疹ウイルス(「三日ばしか」ではない)
風疹 風疹ウイルス(「三日ばしか」)
解説画像
鍼灸 第26回(2018) 問題65|感染症について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第26回(2018) 問題65|感染症について正しいのはどれか。
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